洗濯機の寿命は、メーカーによって多少の違いはあるものの、通常、およそ7年~10年が一応の目安となっているようです。ただし、これは、毎日1回洗濯するものとして、およそ2500回~3500回の使用に耐えられることを想定し、はじき出された数字です。1日に洗濯する回数が多ければ多いほど、その分、寿命が短くなります。
もちろん、3500回を超えても、問題なく使用できる場合も少なくありません。これは、同じ機種でも個体差があるためで、平均寿命を過ぎても問題なく元気で過ごされているお年寄りがたくさんいらっしゃるのと同じ理屈のようです。ただ、洗濯機の場合は、修理に必要な部品の保有期間が6年であるため、その洗濯機の製造中止から6年が経過すると、部品のストックがなくなる心配が出てきます。
6年経過してもストックされている場合もあるようですが、ストックがないと、故障しても修理不能となり、実質、故障した時点で寿命となってしまいます。洗濯機は、使用できなくなると、毎日の洗濯に支障が生じます。そのため、寿命が来る前に買い替えのタイミングをうまく見極め、新しい洗濯機に代替しておくと安心です。
では、その買い替えのタイミングの見極め方についてこれから一緒に見ていきましょう。
幸い、洗濯機は寿命が近づくといろいろなサインを出すため、それらのサインをしっかりとキャッチすれば、買い替えのタイミングをうまく計ることができます。
1.脱水に異変が起こる
洗濯機は、使用中、脱水のプロセスが一番モーターに負荷がかります。そのため寿命が近づいてくると、真っ先に脱水に何らかの異変が生じます。脱水が途中で止まる、衣類が十分に脱水されていない、などは、明らかに寿命が近づいているサインです。
2.異音や騒音が生じる
使い方に問題があった場合にも異音や騒音が生じますが、洗濯機の心臓ともいえるモーター部分に異常が生じた際に、異音や騒音が出やすくなるようです。モーターが完全に止まってしまうと寿命となります。
3.ガタガタと洗濯機が震える
モーターの特定箇所に不具合が生じた場合に、よく起こります。特に脱水の際の震えが顕著です。ただ、設置に問題がある場合や、洗濯物の詰め込みすぎで起こる場合もあるようなのでそのへんの見極めが必要になります。
4.水が漏れる
洗濯槽の老朽化が進むとり水が漏れ出します。水漏れは、排水溝や給水栓が詰まっている場合でも起こるため、先に、詰まりを解消してみましょう。それでもなお水が漏れる場合は、寿命である疑いが濃厚です。
洗濯機はできれば長く使いたいものですよね。小まめに洗濯槽のお掃除をする、洗濯物の量を控え目にする、洗剤の適量を守る、などを心がけることで、寿命を延ばし、より長く使用することが可能になるようです。
ライター:sion
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