衣類が多すぎるということが、片付けに苦労する最大の理由といってもいいでしょう。衣類が多ければ多いほど、必然的に収納ボックスの数も増えてしまいますし、時間も労力もかかります。これを機に思い切って不要な衣類は処分してしまいましょう。明らかに流行遅れ、劣化している、サイズが合わない、ここ一年間一度も着ていない、存在自体を忘れている、などは、すべて処分の対象となる衣類です。
処分の方法は、捨てる、譲る、売る、リフォームなどの中から、処分の対象となる衣類に合わせて適宜選択しましょう。使う収納ボックスの数をあらかじめ決めておき、そこに収まるだけの数になるまで、衣類を処分するという方法がおすすめです。衣類の数に収納ボックスを合わせるのではなく、収納ボックスの数に衣類の数を合わせるという発想です。
収納ボックスには、引き出し式になっているタイプと、フタ式になっているタイプがありますが、手持ちの衣類の数や中身及び収納スペースに合わせて、適宜使い分ける必要が出てきます。引き出し式になっているタイプは、衣替えのときにボックスごと入れ替えるだけで、そのまま使えるために、とても便利です。
フタ式になっているタイプは、厚手の冬物のコートやジャケットなど、かさばる衣類をシーズンオフ時に収納する際に重宝します。スペースに余裕がある場合は、収納ボックスを使わずに、衣類カバーをしてクローゼットや洋服箪笥に吊るしておいてもOKです。
衣類は属性ごとに収納しておくと、出し入れがスムーズです。まずは、大まかに、冬物、夏物、秋物、春物、オールシーズンの5つの属性を設定します。一目でわかるように、それぞれのボックスに属性を示すラベルを貼っておきましょう。
必要に応じて、それぞれの属性ごとに、ボックスの中に仕切りを設けて、グループ分けを行います。ただし、あまり細かくグループ分けをすると、作業が煩雑になるので、その点は気をつけましょう。ボックスインボックスの発想で、グループごとに小さな収納ボックスを用意するという方法もおすすめです。
衣類をボックスに収納する際は、一目でどこに何があるかわかるようにたたみ方も工夫しましょう。引き出しつきの収納するボックスの幅と高さに大きさを合わせてたたみます。そのまま収納ボックスに並べて順番に収納していくよりも、収納ボックスを立たせた状態で、たたんだ衣類を下から順に積み重ねていくと、よりたくさん収納できますし、引き出しを開けたときに、どこになにがあるかすぐにわかります。
くるくるとたたむことができる衣類は、くるくる巻くようにして収納していくとスムーズです。その際、巻き戻らないように、輪ゴムなどで押さえておきましょう。
いかがでしょう?最初の衣類を減らすという作業に時間がかかってしまうかもしれませんが、そのプロセスさえクリアできれば、あとはスムーズに進めることができますよ。ぜひ一度チャレンジしていただければと思います。
ライター:sion
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