当然ですが、収納する本の数は少なければ少ないほど、出し入れが簡単にでき、収納も楽になります。本を減らすことは、ある意味、本の収納において核心的なプロセスかつ、最難関のプロセスであるといえるかもしれません。
しかし、このプロセスさえ突破できれば、本の収納はほぼうまくいったも同然です。本の数を減らす方法としては、捨てる、誰かに譲る、売るなどの選択肢がありますが、その中から適切と思えるものを選んでいただければOKです。
どうしても本を処分したくない場合は、家の中の空きスペースを探して、そこに新たに本の収納スペースを設ける、すなわち、本棚を増やすという発想もあります。
文芸書のスペース、ビジネス書のスペース、実用本のスペース、専門書のスペースといったように、それぞれのジャンルごとに本棚に専用の収納スペースを設けて固定しておきましょう。出版社ごと、シリーズごとにスペースを固定した方が適している場合もあります。ご家庭の蔵書の内容に合わせて最適な方法を選択しましょう。
スペースごとにボックスを用意します。そのボックスに本を見出しが見える形で収納していきます。あとは、ボックスごと、それぞれの専用スペースに収納していけばOKです。本棚の中に、ジャンルごとのミニ本棚があるというイメージです。
できれば、料理のレシピ本などは、キッチンに専用スペースを設けてそこに収納する方法がおすすめです。食器棚の空きスペースやシンクの引き出しなどが最適です。
雑誌類などの薄くて立てにくい本は、ファイルボックスにまとめて収納し、ファイルボックスごと出し入れするようにすると便利です。ファイルボックスが複数必要になる場合は、どの雑誌がどのファイルボックスに入っているのか、すぐにわかるように、それぞれのファイルボックスにラベルと付けておきましょう。
ファイルボックスは、本棚以外でも空いたスペースがあればどこでも保管することができるので、本の収納アイテムとしては、大変に優秀です。
本棚に奥行があり、本を2列に並べることができる場合は、後列の本がどうしても取り出しにくくなります。その際は、前列の本は、ティッシュボックスなどの空き箱に立てて収納するようにすると、奥の本を取り出すときに、箱ごとどかせることができるので、取り出しやすいですし、探しやすいです。
この方法はボックスで作るミニ本棚の場合も応用できます。
いかがでしたか?ご家庭にある蔵書の内容や本棚と照らし合わせて、これは使えそうというアイディアを、適宜アレンジしていただければ幸いです。
ライター:sion
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