1.ドラム内の衣類の片寄り
ドラム式の洗濯機は、構造上、ドラム内の衣類に片寄りが生じやすく、それが原因で振動が大きくなったり、異音が生じたりすることがあります。洗濯ネットに衣類を詰め込みすぎる、ドラム内の衣類が少なすぎる、逆に多すぎる、厚手の衣類(柔道着やマット類など)を一緒に洗っている、などの場合にドラム内に片寄りが生じやすくなるようです。
この場合の解決法としては、洗濯ネットには下着類や薄手の衣類を少量入れる、少量の衣類を洗う場合は、バスタオル1枚~2枚程度追加する、厚手の衣類は分けて洗う、などの方法が有効です。
あるいは、脱水時間が長くなりますが、脱水の通常回転数を抑えることも解決法としては有効です。(機種によってできない場合もあります)
2.輸送用固定ボトルの外し忘れ
ドラム式の洗濯機は、運搬中にドラムが動かないように固定されています。設置する際に、この輸送用の固定ボルトを外す必要があります。何らかのミスで輸送用固定ボルトを外されていないと、洗濯時の振動が大きくなります。
この場合は、業者に連絡して外してもらうか、外し方を確認して外すことで解決します。
3.床の強度不足
洗濯機のドラム式は、縦型式よりも、総重量が重いために、床の強度が弱いと、振動が大きくなります。この場合は、補強板などを敷いて、強度を強くすることで解決します。
1.ドラム式内の洗濯物に問題がある
洗濯機のドラム式では洗濯できない衣類を洗ってしまった場合に、脱水時に大きな振動音を立て洗濯機が止まることがあります。間違って紙おむつを入れてしまった場合も同様のトラブルが生じやすくなるようです。また。洗濯できる衣類だけ洗っている場合でも、衣類の片寄りが極端に大きすぎた場合、止まってしまうことがあるようです。洗濯物の片寄り以外が原因の場合は、洗濯機そのものの故障にもつながるため要注意です。
この場合は、洗濯前に、洗濯できるものかどうか、洗濯前に洗濯表示を確認しておくことで、無用なトラブルを防ぐことができます。例えば、座布団やクッション、枕類、防水性のシートや衣類、ウレタンやゴム製のマットやカーペット、硬い芯材が入った帽子などは、洗濯できないので気をつけましょう。
2.フタが閉まっていない
キチンとしめたつもりで、洗濯機の蓋に衣類の一部が挟まっていて、フタが閉まらなくなるケースが多いです。衣類のつめこみすぎに要注意です。
3.その他の原因
排水溝が目詰まりしている、吸排気口が塞がっている場合も止まってしまうことがあります。この場合は、詰まりを取り除くことで解決します。
洗濯機ドラム式のトラブルは、多くの場合、業者に頼らずに解決することが可能です。修理を依頼する前に、ぜひ試してみていただければと思います。
ライター:sion
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