窓には、外側にも内側にも様々な汚れが付着しています。例えば、窓の外側は、砂埃や泥はね、車の排気ガスなどが付着しやすいですし、窓の内側はカーテンの埃や、キッチンから流れてきた油分を含んだ空気による油汚れや、手垢、指紋などの汚れが付着しやすいです。
実は、これらの汚れの中で最も落ちにくい汚れが油汚れなのです。そのため、窓掃除では、この油汚れを落とすことが最大のポイントになります。
油汚れをしっかり落とすためには、食器洗い用の中性洗剤がベストです。市販の窓拭き用のアルカリ用の洗剤を使用すれば、アルカリ性の方が油汚れには強いために、汚れ落ちのよさでいえば、アルカリ性の洗剤の法に軍配が上がるかもしれません。
しかし、アルカリ性の洗剤は、けして窓には優しくありません。常用すると、ガラスそのものが傷んでしまって「窓やけ」を起こすリスクが生じます。窓掃除というと、ついつい、汚れを落とすことばかりに目が行きがちですが、かんじんの汚れを落せても、窓ガラスが傷だらけになってしまっては、まさに本末転倒ですよね。
食器洗い用の洗剤なら、そのようなリスクがなく、窓に付着した大方の油汚れを十分に落すことができますよ。
洗剤や雑巾以外に、以下のような窓掃除用にあると便利なアイテムを一通りそろえておきましょう。
1.スクイジー(ワイパー)
窓掃除のプロも使用している便利アイテムです。ゴムベラがついていて、洗剤で落した汚れを一気にかき集めることができます。
2.ストッキング
砂埃や泥はねを落とすときに活躍できます。くるくると丸めて団子状にして使用しましょう。
3.新聞紙
雑巾よりもはるかによい仕事をしてもらえます。新聞紙のインクにはつや出し効果があるので、新聞紙で拭くと窓がピカピカになりますよ。しかも、くもり止め効果や汚れをつきにくくする効果も望めます。
4.使い古しの歯ブラシ
サッシの汚れをかき出すのに便利です。使い捨てにできるので、一回のお掃除でダメになっても捨てるだけでいいですね。何本か古くなった歯ブラシはとっておくと良いでしょう。
窓掃除の手順は、洗剤を含ませた雑巾で窓を拭く、洗剤分を落とす、からぶきするの3ステップで完了、といたってシンプルです。 その際、先に外側の窓から始めることがポイントです。
これは、外側の方が汚れているという理由や、外側の窓を先にきれいにしておくと、内側の汚れを見つけやすいという理由からです。
ピカピカに仕上げるためには、最後の過程であるからぶきで、しっかりと乾かすことが大切です。
からぶきの際は、普通の雑巾を使用すると毛羽だって仕上がりがよくありません。新聞紙やメガネ拭きの使用をおすすめします。
いかがでしたか?こまめな窓掃除には、洗剤も何も使わず、ただ、水で濡らした新聞紙で窓を拭いて、その後乾いた新聞紙でからぶきするという至ってシンプルな方法がおすすめできます。
ライター:sion
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