一般的にママが断乳や卒乳を意識し始めるのは、赤ちゃんが1歳の誕生日を迎える頃というのが多いようです。
半数以上のママが生後11か月から1歳2か月の間、約3分の1のママが2歳を迎える前までに卒乳をしているという話をよく聞きますが、10人に1人ぐらいの割合で2歳から4歳ごろまで授乳しているというママも。
卒乳のベストな時期は赤ちゃんによってさまざまですが、次のようなことが確認できれば、卒乳のタイミングかもしれません。
◇1日3回しっかり離乳食を食べるようになった
◇コップやマグで母乳以外の水分を普通に飲めるようになった
◇うんちの色が健康的である
◇機嫌も良く元気である
こういった赤ちゃんの成長サインをチェックしていれば、卒乳の時期はママの都合で決めてしまってよいといえそうです。
あまり深刻に考え過ぎずに、日々の赤ちゃんの様子をみて決めてしまいましょう。
赤ちゃんによって卒乳できる時期はさまざまですが、おおよそ1歳を過ぎたら「泣いたらとりあえずすぐに、おっぱいをあげる!」ということはやめるようにしたいですね。その方が、いざ断乳をはじめた時、卒乳までがスムーズに進められるといいます。
赤ちゃんが2歳前後になると、おっぱいはおなかを満たすためのものではなく精神的な依存アイテムになってしまうため、断乳を進めることが難しくなってしまうとか。こうなってしまうと卒乳まではかなり時間がかかってしまうようです。
断乳をはじめるにあたって、一番重要なポイントは「ママの強い意思」かもしれません。赤ちゃんにとっては生活スタイルが大きく変わることになりますから、最初はおっぱいを欲しがって泣き叫ぶのは当然のことです。赤ちゃんの泣き声に根負けせずに断乳を継続する強い意志が必要になりそうです。
一挙に断乳を断行するママもいるようですが、ママも断乳によるおっぱいの張りやそれに伴う痛みなどがあるので、母乳の回数や時間を少しずつ減らすなどをして進めると、赤ちゃんもママも負担が少なそうです。
まずは、事前に赤ちゃんに宣言するパターン。カレンダーにシールを張るなどして「この日が来たらバイバイね」と約束しておき、赤ちゃんにも納得させて進める方法です。ご飯やおやつなどの食べる時間を楽しいものに演出し、おっぱいのことを思い出させないようにする方法も。離乳食もたくさん食べるようになったけど、夜だけはおっぱいがないと寝ない…という赤ちゃんも、日中 体をたくさん使って遊ばせることで、生活リズムが整い、寝付くまでのおっぱいが必要なくなったとうケースも。また、昔ながらのちょっと強引なやり方ですが、乳首にこしょうなどの辛い調味料を塗ったり、おっぱいに怖い顔を書いたりして、赤ちゃんが嫌になるように仕向ける方法も有効なようです。
無理に進めなくても、小学校にあがるまでに卒乳できればいいというゆったりした心もちで、赤ちゃんとママに合った時期や方法で進めてみてください。
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