仕事を持つママにとって、保育園の入園が決定した時の喜びは大きいもの。0歳で復帰するママも、1歳まで育休を取ったママも、それぞれの期待と不安を胸に、子どもの入園生活は始まります。これまでずっと子どもと一緒に過ごしていたママにとっては、預けるということ自体ハードルが高いと感じることもあるでしょう。でも、保育士は保育のプロ。専門性の高いプロと保護者が二人三脚で子育てをしていけることは、大きな安心感となります。ただ、保育園といえども、園によって方針や行事が大きく異なるもの。入園できたからOKではなく、子どもが園で過ごす生活をイメージしながら連携を図り、有意義なものにするためのコツをご紹介します。
入園すると早速渡されるのが連絡帳。毎日、健康状態や体温、家庭での子どもの様子を記し、保育士に渡します。初めは何を書けばいいのか、他のママは何を書いているのかなと戸惑うこともあるでしょう。仕事を持つママは、朝の送りも、夕方のお迎えも時間に追われてしまうため、連絡帳は、保育士と保護者が落着いてコミュニケーションを取れる唯一の場です。どんな小さなことでもOK。気づいたことを自由に書いてみましょう。
例えば、「昨日、突然リンゴを指さし「リンゴ!」と言いました。教えてもらったのでしょうか?ありがとうございます」といった子どもの成長の気づきを書けば、保育士のやりがいにもつながりますし、「おっぱいがなかなかやめられません。食事の進みも遅く、悩んでいます」などといった育児に関する相談を書けば、保育士も園での過ごし方を提案してくれます。また、「仕事が忙しく、なかなか親子で過ごす時間が取れなくて、寂しい思いをさせているかもしれません」と胸の内を書けば、「大丈夫ですよ。時間が短くてもお母さんとの絆は深いものです」と心強い返事が返ってくることも。保育士は様々な母親と接してきた経験のあるプロですから、どんなことでも正直に伝えてみることをおすすめします。
給食のある保育園では、毎月献立表が作られます。配布されたら、子どもがお昼にどんなものを食べているのかをチェックしながら、毎日の夕飯づくりに活かしてみましょう。多くの園では、献立とともに栄養についても書かれているので、給食でパンが出れば、自宅ではごはん、タンパク質が少ない日には、自宅で肉・魚・卵などを使用した料理を作るなど、幅広く利用できます。
また、連絡帳には給食をどれだけ食べたかを記入してくれる園もあるので、栄養の偏りを家庭で調整できたり、親が気が付かなかった好き嫌いに気が付いたりすることもありそうです。中には、給食で提供したメニューのレシピを公開する園も。子どもがおかわりをしていたり、気に入ったメニューがあるなど様子がわかれば、栄養士さんに作り方を聞いてみるのもいいですね。ぜひ活用してみましょう。
入園時には様々な決まりが伝えられます。中でも、気をつけたいのが持ち物とお迎え。持ち物に関しては、着替えやタオル、食事エプロンなど、毎日返却された汚れものを確認して、足りているかどうかを意識するようにしましょう。とくに夏場は、汗をかいたり、プールに入ったりするので着替えが多く必要になります。
また、お迎えに関しても、気をつけなければならないポイントがあります。昨今、子どもにまつわる事件が多発しています。両親のいずれかがお迎えに行けるのであれば問題ないですが、知人やファミリーサポート、ベビーシッターに依頼する際には、必ず保護者から園に連絡を入れましょう。できれば、事前にその方と一緒に保育園に行き、担任の保育士についても案内しておくと安心です。また、延長保育などで引き渡す保育士が異なる場合もあるので、さんと顔合わせをしたうえで、荷物置き場など園の中保育園に写真を渡しておくことも大切です。これらは、園によって独自のルールが設定されていることもあるので、よく確認しておきましょう。
園と家庭が連携を取れば、子どもにとっても保護者にとっても有意義な生活になるはず。ぜひ、園生活を楽しんでください。
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