真っ赤に熟したトマトは夏によく似合う野菜ですね。もともとトマトは南アメリカのアンデス山脈高原地帯が原産で高温多湿が苦手な野菜のため、真夏よりも少し乾燥した春から夏にかけてと秋がおいしいとも言われます。 しかし、6月から8月頃の夏は露地栽培のものが多く出回る季節で、トマトといえばやはり代表的な夏野菜といえるのではないでしょうか。
16世紀の大航海時代にヨーロッパへ伝わり、17世紀頃の江戸時代に日本に伝わったとされています。しかし、その頃のトマトは青臭いことや真っ赤な色が敬遠され、観賞用にすぎなかったようです。 食用として栽培されるようになったのは明治時代以降で、昭和になると日本人の味覚にあう品種の育成が盛んになり、現在では多くの品種があります。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるように、トマトには健康にはもちろん、美容にもよい成分がたっぷり含まれています。
トマトの赤い色素リコピンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去したり働きを抑えたりすることでシミやシワ、老化を防いで、アンチエイジングや美白・美肌に役立ってくれます。 活性酸素がつくられる原因は様々ですが、紫外線を浴びたときも発生することが知られています。紫外線の強い夏には、旬のトマトのリコピンパワーが役立ってくれそうですね。
今回はそんなトマトを使って、メインのおかずになる肉詰めのレシピをご紹介します。一緒にお肉も使って、肌の材料になるタンパク質もしっかり摂りましょう。
リコピンは熱に強く、加熱調理にも向いています。油に溶ける性質もあるので、油を組み合わせた料理のほうが効率よくリコピンを摂取することができます。
暑い夏は火を使うのも大変ですが、オーブンを使えば調理も楽になりますね。
材料
(2人分)
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ミディトマト 5個
:350~400g程度
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合挽き肉
:100g
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玉ねぎ
:1/4個(50g)
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オリーブオイル
:大さじ1/2(6g)
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卵
:1/3個(17g)
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<調味料>
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パン粉
:大さじ2(6g)
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こしょう、ナツメグ、タイム、パセリ、バジル等
:お好みで適量
手順1
ミディトマトはヘタの部分から1cm程度のところで切り落とす。中身をスプーンでくり抜き、内側に塩少々(分量外)をふって、10分ほど逆さにして、中の水分をきる。
手順3
鍋を熱してオリーブオイルをひき、玉ねぎを炒める。透き通ってきたらミディトマトの中身を加えて煮詰める。十分に煮詰めたら火を止めて冷ます。
手順4
3と合いびき肉を混ぜ、塩とこしょうやナツメグ、タイム、パセリ、バジルなどお好みのスパイス、ハーブを加えて味をつけ、1のミディトマトの中に詰める。
手順5
4を耐熱皿に並べ、切り取ったヘタの部分をのせて、190~200度のオーブンで25~30分程度焼いて完成。
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