空気を読み過ぎて人間関係がつらいあなたへ ④あなたが役割を放棄すると世界に何が起こるのだろうか

空気を読み過ぎて人間関係がつらいあなたへ ④あなたが役割を放棄すると世界に何が起こるのだろうか
投稿日: 2017年6月23日 更新日: 2017年6月23日
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オンラインカウンセリング/コーチングサービスのボトルボイスです。 こ...
空気を読み過ぎてつらいあなたの解決とは、どのようなものでしょうか?
考えてみましょう。

まず構造的な問題を整理すると、次のようになります。

・空気を読むということは、主体性がなく「やらされ感」がある
空気を読み過ぎて人間関係がつらいあなたへ①やらされ感

・自分が損をしていると感じる
空気を読み過ぎて人間関係がつらいあなたへ② 自分が損をしていると感じる

・まわりの人たちにも( 私のために )空気を読んで行動して欲しいと期待するが、願いが叶わない
空気を読み過ぎて人間関係がつらいあなたへ ③まわりの人たちにも空気を読んで行動して欲しいと期待する

ということは、単純に裏返せば解決かもしれませんね。

・空気を読んで行動することに、主体性、自分の決断や判断を導く
・損から得に変える、または受け入れられる程度の傾きに修正する
・空気を読んで行動して欲しいという願いが叶う

もしかすると、空気を読むことを一切すべてやめる、ということも解決と思えるかもしれませんね。
ですが、これって可能な対策でしょうか?

これができるならば「読み過ぎてつらい」という悩みは生まれませんが、
そもそもそれが可能ならば、本文、このテーマは成立しませんよね。

そして思い返して欲しいのですが、多かれ少なかれ、
あなたが「空気を読んで行動できる人」だということが、
まわりの人たちに評価されているのではありませんか?

観察力、予想や展開を読む力、過去の経験をいまに活かす力……
こうしたチカラが失われてしまうことは、仮に可能だとしても良いことではないのではありませんか?

まず前提として「空気を読むことを完全に辞めることはできない」
ということを、はじめにハッキリとさせておきました。

やらされることをあなたが引き受けないとすると、世界に何が起きるのだろうか?

やらされることをあなたが引き受けないとすると、世界に何が起きるのだろうか?

完全に辞められないとすると、ほかのやり方で解決を目指すことになりますね。

そこで1つ調べたいことがあります。

それは、「あなたが空気を読んでも行動しないとすると、世界に何が起こるのか?」
ということです。

おそらくこれは、とても難しいことではないかなぁ、と思います。

いつもやっている習慣的行動を中断する、辞めるということは抵抗があります。

たとえばこれはどうでしょうか?

「明日の食事は3食とも、お米を食べてはいけません」
「明日は1日中、コーヒーを飲まずに過ごしてください」

きっと
「いやいやそれはちょっと待って……」
「メシを食うなというのと同じだよ!」
「うっかり飲んじゃいそう」

など、抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか?

空気を読むことが得意な人にとっては、
いつも自然にしている習慣である「空気を読むこと」
を中断するということは、おなじように大変なことだと思います。

明日から長所を出すな、というのは難しいですよね。

ですからこのような抵抗や不安を少なくするためにも、
とても小さなケースで始めることがおススメです。

その方がリスクも少なくすみます。

空気を読んでしまってもいったんストップする

空気を読んでしまってもいったんストップする

そして1日中全てのことについて実験する必要はありません。

そんなことをしたら性格も変わってしまうし、とても疲れそうです。

まわりにも心配されてしまうでしょうし、条件が変わり過ぎて実験にならなくなってしまいます。

1日1回程度でもう、十分です。

コーヒー飲みたいのかな?
休憩したいのかな?
( 重いものを )持ってほしいのかな?

この程度の軽くて、安全なケースで十分でしょう。

そのように空気を読んだなら、いったんそこでストップです。

明確に言葉で伝えられるようなことがない限り、我慢します。

あなたが声をかけたり、手を出してはいけません。

じっと待って結果を観察してみる

じっと待って結果を観察してみる

その結果、どんなことが起こるのでしょうか?

あなたが思った通りのことが起こるとか、
思った通りのことを頼んでくることもあるでしょう。

何も起こらないこともあるでしょう。

あなたの気持ちが落ち着かず、モヤモヤすることもあるでしょう。
ついつい手を出したくなってしまうような場面もあるはずです。

でも、そこは実験ですから結果がでるまで「待って」みましょう。

重要な出来事や深刻な状況で実験をするのでなければ、
やり過ごしても問題はないケースのはずです。

問題があるとしても、あなたの気持ちの中だけでしょう。

なぜならば安全なケースや、日常のちょっとしたことを選んで実験しているはずですから……

* 注意 *

* 注意 *

そんなのじゃ物足りない、仕事の場面で実験したいと思う人もいるでしょう。

その場合には、必ず時間的な余裕などのセーフティラインを設定しましょう。

「気づいていたのにやらなかった」

その結果、トラブルが発生した場合、あなたが不利になったり、
後悔で自分を責めたりしてしまうことになりかねません。

それでは余計に苦しんでしまいます。

コーヒーが飲みたそうだな、でも我慢……その結果???

・コーヒーを頼まれる
( 正確な予想が証明されました )

・何も起こらない
( 残念ながら予想が外れ )

・本人が自分で淹れる、または別の人が淹れる
( 予想そのものは当たっているが、必ずしもあなたが淹れてあげる必要はないのではないか )

・お茶やジュースを手配する
( もしかすると、いつもコーヒーではなく、たまには他の飲料が飲みたいのかもしれない )

・話しかけてくる
( コーヒーが重要ではなく、コーヒーをきっかけとしたあなたとの会話が大事なのかもしれません )

実験を重ねる事で気がつく事もある

実験を重ねる事で気がつく事もある

こうした実験をしてみると、あなたの中にさまざまな気づきや学びが生まれることでしょう。

正解か不正解か?
あなたがしないと別の人がするのかどうか?
相手がハッキリと言葉にして依頼してくるのかどうか?

幸か不幸か、あなたが空気を読んでしている行動が、
じつはあまり必要とされていないことも、あるかもしれません。

意外な人が、自分の次に空気が読める人だったりすることもあるでしょう。

過剰にフォローしないことで、成長する人だっているかもしれません。

やはりあなたが重要な役割であることが、ハッキリとすることもあるでしょうか。

こうした新しい情報で、負担が減ることがありそうならば、気が楽になることもあるはずです。

予想が正確だったと証明されたら、迷いなく自信を持ってできることもあるように思います。


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