料理の中に入っている野菜は、どんな形をしていてどんな風に育っているのか? 子どもは考えたこともないでしょう。今では、庭や畑がなくてもマンションのベランダでも育てられるプランターなどがホームセンターですぐに手に入ります。トマトやきゅうり、なすなど育てやすい野菜もたくさんあります。野菜を種や苗から育てることで、野菜に対する愛着や観察したいというワクワクが生まれたらしめたもの! 「○○ちゃんが育てた野菜は特別美味しいね!」と、楽しく食事ができますね。
子どもの成長に合わせて、初めは小さな一歩のお手伝いから始めてみませんか? 冷蔵庫から何かを出してもらったり、あらかじめ計った調味料を入れてもらったり、少し大きくなってきたら皮をむいておいた野菜を切ってもらうなど、料理の工程の一つにでも携わっていると、出来上がりの料理がとても嬉しく感じます。「手伝ってくれてありがとう」や「一緒に作ると本当に美味しいね」など、たくさん褒めてもらうことで自信をつけることもできて一石二鳥です。年長さんくらいになったら、子ども用の包丁をプレゼントしてもいいですね。小学生になる頃には立派なアシスタントに成長しているかもしれません。
いつも食事をするダイニングテーブルではなく、少しだけ趣向を変えて食べてみるのもいいですね。雨の日だったらリビングにレジャーシートを敷いてごはんをお弁当箱に詰めて食べたり、晴れていたら公園やお庭で食べてみるなど、ちょっとの環境の変化で食べることがイベントになり、とても楽しく食べられるかもしれません。また、お友達を呼んで一緒に食べるのもとてもいい効果。食べるのは楽しいということを体験できます。
いかがでしたか?
大人にとっては少し面倒なひと手間かもしれませんが、子どもにとっては食の感動を味わえる大きな経験になるかもしれません。昨今、食事を取らないことによる学力の低下や、栄養の偏りによるイライラから かんしゃくを起こしやすい子どもが増えていると言われています。我が子に豊かな人生を歩く基盤として、食育を始めてみてくださいね。
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