「どんな人がいるかわからないし、怖い」、「トラブルが起きたという話をよく聞く」、「価値観が合うかわからない」…ママ友にまつわる話は、よく世間を騒がせます。たとえば、元から仲の良い友人が同時期に出産し、近所に住んでいる、というママはとてもラッキーですが、そんな方ばかりではないでしょう。結婚・出産を機に初めての土地に転居した場合や、高齢出産したので友人たちの子どもはもう大きくて… というママもいるはず。そんな時、育児の悩みや愚痴をこぼせる身近な相手がいるというのは、心強いものです。最初は大人数でグループを作るのではなく、気の合う数人と付き合ってみるのがおすすめです。
子どもが0歳の頃は、出産した産院や母親学級、母乳ケアの助産院、定期検診などで知り合うケースが多いようです。隣の席に座った人や、子どもの誕生月が近い人と世間話をし、その中から気が合ったら連絡先を交換してみてはいかがでしょう。1歳からは児童館や支援センターで同じおもちゃで遊んでいる子のママや、保育園に通っている場合は同じクラスのママと知り合うことも増えてきます。まだこの頃は、子ども同士が友達になるという段階ではないので、ママ同士が気の合う人を選べます。すぐに連絡先を聞くのが気が引けるという人は、同じ場所で何度か顔を合わせて、タイミングが来たら、というやり方でもいいでしょう。ママ友は、いろんなバックグラウンドを持っていますので、すぐにどんな人かがわかるというのは難しいですが、いきなり距離を縮めるのではなく、時間をかけてお互いの人となりを理解できるようになれば、トラブルも起きづらいかもしれません。
連絡先を交換して、やり取りするようになったら、日常の小さな疑問などを相談してみてはいかがでしょう。たとえば、「最近、離乳食どんなの作ってる?」とか、「家族で遊びに行って過ごしやすかったところがあったら教えて」とか、そんなコミュニケーションを通して親交していくのが良さそうですね。一緒に遊びに行こう、という話になったら、まずは自治体の施設や図書館など、身近で気軽な場所を選びましょう。その後、徐々に行動範囲を広げて行ったり、自宅に招いたりしていくのがおすすめです。
また、最初から夫の職業などのパーソナルな質問をせず、一緒に過ごす時間を重ねていくうちに「こういう人なんだな」ということが分かるような関係がベストかもしれません。何より大切なのは、一緒にいて居心地のいい相手かどうか。もし、トラブルに巻き込まれそうになったら、自分の気持ちを素直に伝える、意思表示をすることを心がけましょう。それでも困ったら、誰かに相談する。その誰かは、別のママ友でなくても、少し離れた自分の友達や、先輩ママなど、少し距離のある人というのもいいかもしれません。お住まいの自治体の相談コーナーなども利用できるかもしれません。
ぜひ、気の合う相手を見つけて、楽しいママ友ライフを過ごしてください。
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