1)しっかり加熱
食中毒の原因となる細菌の多くは熱に弱く、加熱によって細菌を抑えることができます。火が中まで通りにくい卵焼きや火を通していない練り製品などは気を付けましょう。お弁当に入れるものは全て加熱するのがベストです。
2)素手で触れない
次に、食材に素手で触れないことが大切です。私たちの手には見えない細菌がたくさん付着しており、手洗いだけでは細菌を死滅できません。おにぎりはラップで包んで握り、おかずなども手で触れず清潔な菜箸を使って詰めましょう。
3)水気を出さない
細菌の大好物である水気を出さないことも重要です。水分を含んだ生野菜、汁気の多いおかず、多くの食材が混じり水分が多い炊き込みご飯なども控えましょう。彩りや仕切りに使うレタスなどの生野菜も側に温かい物や塩気のあるものを配すると水分が出てしまいます。食中毒が発生しやすい夏場は使用を控え、使用する場合は丁寧に洗ってキッチンペーパーでしっかり水気を拭いてから入れるのが鉄則です。また、温かい物や塩気のあるものが触れないようにしましょう。
4)冷ましてからお弁当箱に入れる
食材は必ず完全に冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。温かいと水蒸気の水滴がたまり、お弁当が傷みやすくなります。
当然のことながら、お弁当は傷んでなければよいというものではありません。栄養バランスを整え、見た目も美味しそうに見えるお弁当のおかず選びのポイントは、「5色+白」の彩りを揃えること。各色味から素材を決めることで、おかず選びも効率的になります。
赤:にんじん、鮭、赤ピーマンなど
黄:玉子、とうもろこし、チーズ、さつまいも、カボチャなど
緑:ブロッコリー、ピーマン、きぬさや、紫蘇など
黒:のり、ひじき、わかめ、黒ゴマなど
茶:お肉、お魚など
白:ごはん、パン、じゃがいも、カリフラワー、レンコンなど
子どものお弁当は一口サイズで、フォークやスプーンもしくはつまんで食べやすい状態にするのがおすすめです。
<野菜類>
にんじん、とうもろこし、ブロッコリー、アスパラ、枝豆などは塩茹でだけで準備も簡単、かつ彩りのアクセントにもなるので便利です。きんぴらは、にんじん、レンコン、かぼちゃ、ごぼう、ひじきなど様々な食材に合うので、食材を変えて取り入れるとバリエーションにもなり、栄養バランスもよくなります。根菜類は塩バターやカレーで炒めゴマで和えると食べやすくなります。野菜が苦手な場合は、肉類や練り物に巻いたり混ぜ込んだりで取り入れましょう。
<肉>
定番のウインナー、から揚げ以外では、照り焼きやピカタ、肉巻き、ハンバーグ、つくねでバリエーションが出ます。ハンバーグやつくねは豆腐や野菜も入れられ、コロンと一口サイズで作れるため特におすすめです。
<魚>
シンプルな塩焼きに加え、ムニエルや照り焼きなども入れて。火が通りやすく朝の調理に便利です。
<ごはん類>
おにぎりや三色ごはん、薄焼き卵で包んだオムライスなどでバリエーションを出せます。市販の海苔カッターで簡単に目や口のパーツを作ることができるので、おにぎりやオムライスにかわいく顔をつくってあげるのも手軽に海藻類が取り入れられるのでおすすめです。
量はごはんとおかずを半々くらいにし、全体量は大人の半分くらいに。「全部食べられた!」という自信をつけられるように、ちょっと少なめにするのがポイントです。あまり詰め込み過ぎず、子どもが無理せず食べきれる量で仕上げましょう。
最初は子どもの好きなものを中心に入れてあげるとお弁当が楽しみになります。そこから少しずつ苦手なものも取り入れていきましょう。
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