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桜の枝で染める草木染めde春のカーテン

桜の枝で染める草木染めde春のカーテン
投稿日: 2017年2月28日 更新日: 2017年11月2日
閲覧数: 22,498
8 この人たちがステキしました
ステキをしている人
皆さんは桜の枝で染める草木染めをご存知でしょうか。

この春、花を咲かせる花芽のついた枝で染める

この時期限定の草木染めです。

その色合いは、桜の持つ淡いパステルピンク。

さらには、その香りです。

作業中、常に香ってくる桜の香。

セラピー効果抜群の香りは、心身ともに安らぎと幸福感を

もたらしてくれます。その効果は仕上がった後にも持続し

今回のように、カーテンに仕立てると、風になびくたびに

お部屋に桜の香が舞い散ります。

材料

  • 桜の枝(今季の花芽のついたもの) :適量
  • 灰汁、米酢(媒染剤) :適量
  • 染色布(インド綿などの綿素材) :今回は1 .5M

桜の枝を準備する。

桜の枝を準備する。

今回は、ソメイヨシノとヤマザクラを混ぜて使用しました。

鍋の大きさは直径20センチほどのもので、その鍋に入りきるぐらいの大きさと量を用意します。

桜の枝は、この春咲くもの、わざわざ切るのは忍びないので、あらかじめ剪定が予定されているものを分けてもらいました。

枝を煮る

枝を煮る

そのまま、枝を煮ます。

煮ては冷ますを繰り返し、数日間煮ます。

ポイントは、この段階でしっかり煮ることで黄色味やオレンジ味が抜け、

桜本来のピンクが抽出できるそうです。

今回は、まる4日間この作業をしました。

専門家は、今作業に1ヶ月前後費やすそうです。

染める布を用意する。

染める布を用意する。

今回は、ガーゼタイプの綿素材と格子柄のインド綿を使用します。

布はあらかじめ汚れや糊などを落とすために洗っておきます。

布を灰汁につける。

布を灰汁につける。

灰は植物性のものがベストですが、手に入らない場合は仏壇の灰でもOKです。(笑)

灰を水に溶かし、余分な灰が沈殿した上澄みの水を使います。そこに米酢を適量入れます。

(結構、目分量でです。)

これが媒染です。

染色する。

染色する。

ぐらぐらと沸騰したお湯に先の染色液原液を入れ、媒染した布を付け、手早く染めます。

この染料液は1回のみの使用に限りますので、好みの濃さになるまで染めたい場合は

再度、同じ工程で染料液を作り染めます。

今回は、桜の淡いピンクを表現したいので1回のみの染色です。

染め上がりは陰干しに干す。

染め上がりは陰干しに干す。

染めあがった布はよく絞り陰干しにします。

よく、色止めについて心配される声を聞きますが

専門家によれば、草木染めに色止めはありえない!

と言い切る方もいらっしゃいます。

なので、私もそのままです。

出来上がりの布は淡い桜色と香がします。

出来上がりの布は淡い桜色と香がします。

出来あがった布はそれは優しい風合いの布に仕上がりました。

今回はカーテンに仕立てることにしました。

アンティークなイメージのカーテン。

アンティークなイメージのカーテン。

桜色のカーテンは、かっちりと仕立てるのではなくあえて、床にたるむようにし、柔らかいシルエットを表現します。

アンティークなレースや家具との相性も抜群です。

アンティーク仕様のカーテンフック。

アンティーク仕様のカーテンフック。

カーテンの上部は、折り返し部分を作り、レースタイプの片端レースとビーズで縁取りします。

100ショップなどでも売っているつまみタイプのカーテンフックで吊るします。

コツ・ポイント

桜染めは、初めてのトライでしたが初心者にも手軽にできました。

作業中、常に香る桜の香、この時期ならではのものです。

今回はカーテンに仕立ててご紹介しましたが、

この他にも、コサージュやジュエリーポーチなど

小物にも仕立ててみようと思います。


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