ドライのキャットフードをあげている場合、フードの箱に1日にあげても良い量が記載されています。
1袋20gのあるメーカーのフードの場合、5~6kgの体重の猫には4~5袋。80~100gとなっていました。ちなみにこのフードは100gが368kcal。
通常の200ccの計量カップは約85~88gくらい。我が家の愛猫カイトなら、1日の食事量はこの計量カップ1杯分と少しです。
服部幸先生の「猫専門医が教える こんな時どうする? 洋泉社 1,500円」によれば、猫に必要なカロリーは「運動量」によって変わるといいます。
・子猫の場合:運動量の多い子猫は体重1kgに対して200kcal、運動量の少ない子猫は体重1kgに対して140kcalです。
・成猫の場合:運動量の多い猫は体重1kgに対して65kcal、運動量の少ない猫は体重1kgに対して45kcalです。
それでは猫にあげても良い「適量」とはどれくらいでしょうか?猫に手作りご飯を推奨している獣医師の須﨑先生は、
「猫に与えても良い量を考える場合、与えても全然問題がない「量」とここまでは与えても大丈夫と言う「適量」とここまであげたら病気になる危険性がある「大量」があります。ダメと言っても1gもあげてはいけないと言うわけではありません。」
と語っていました。大雑把な考えですが、猫の場合、適量とは、毎日食べる量の10分の1ぐらいなのではないでしょうか。
100gが1日に食べる量なら10gくらい。私が毎日あげているおやつ、赤いスティック状の液体のおやつは1本14gです。カップ1杯のドライフードと14gのおやつでちょうど100g程度。これをここ数年間ずっと続けていますが、ほぼ体重は変わりません。
もちろんこれから年をとっていけば、運動量も減るはず。食事の量も見直す必要があるでしょう。猫の食事の適量は飼い主しか調整はできません。
いかがですか。飼い主は愛猫の健康のために、「猫の1日の食事量」「猫に必要な1日のエネルギー量」「おやつの適量」は把握しておくと良いかも知れませんね。
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