え~っ!いきなりこんなコメントを語っているのは、三重県で老舗の三味線屋を営むIさんご夫妻。クリスマスイブの日に店先に捨てられていた子猫を可哀想に思い、「ミケ」と名付けて家族の一員に迎えました。
ミケの好物は、タケノコ、ふき、ほうれん草、焼き海苔という純和食。一見、食べても大丈夫なの?猫は完全肉食だよね…。と心配になってしまいますが、このミケは25歳まで病気にかかって動物病院へ行ったのは、15歳の時に1度だけだそうです。
さすがに25歳になると目が白内障になって前足も曲がりぎみになったミケですが、店の看板娘を立派に勤め、お客さんがくるとご主人よりも早くお出迎えしたそう。
「ミケ、元気?」
「ミケ、今日も頑張りや」
近所の人にも愛され、毎日声をかけてもらったミケ。長寿の秘訣はこの辺にもありそうですね。
あれ、煮干しと牛乳は、猫の健康にあまり良くないんじゃ…。とまたまたツッコミを入れたくなりますが、東京都で暮らすジュリは24歳になってもまだ元気だったとか。
飼い主のNさんはペットショップで売れ残っていたシャム猫のジュリに一目惚れ。
「子猫の時から煮干しをボリボリ食べて、牛乳も大好きでした。」
Nさんはそう語っています。食欲も旺盛。24歳の長寿になって、食欲も運動量も減ったジュリに、毎日スプーンでウェットフードを何回かに分けて与えたそうです。
24歳になった時、ジュリは足腰が弱くなってあまり頭を下げられなくなったと言います。食器を高さのあるものにしたり、寝ぼけて転ばないように、床に滑り止めマットを敷くなど、きめ細やかな配慮をしたNさん。あぁ面倒、と思わず、「赤ちゃんみたいで可愛い」とポジティブな猫介護をしたそうです。
いかがですか。猫の長寿の秘訣は色々あると思いますが、一番大切なのは
「飼い主の愛情」
なのではないでしょうか。「ビタミン・愛」は食べ物では摂れません。そして毎日飼い主が継続して与えないと、効果が出ないのかも知れませんね。
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