猫は犬のように道をまっすぐ突き進むのが苦手だと言います。さっと横の茂みに隠れたり、いきなり車のボンネットに飛び乗ったり。犬に比べてまさに予測不能な行動をするのが猫の性質。
飼い主は猫の散歩をさせるときはかなり神経を使うでしょう。そして万が一、散歩の途中でハーネスが外れてしまったら、猫は犬のように「先に家に帰ってるね~♫」という行動はしてくれそうもありません(泣)
猫の散歩、これは飼い主にとってもかなりハイリスクな行動です。
ある獣医の先生によると、猫は本来自分の縄張りを単独で見回る動物です。縄張りではない未知の世界を歩くことは猫にとっても大冒険。恐怖すら感じると言います。
普段完全室内飼いで暮らしている猫なら、部屋の中が自分の縄張り。完璧で安全な空間です。わざわざ外に出なくてもストレスを感じることはないでしょう。
しかし一度外で暮らしたことがある猫は例外です。私は近所の地域猫を何度も室内猫にしようとしましたが、ことごとく失敗。外で暮らした経験がある猫は、完全室内飼いの暮らしはおそらく苦痛なのかも知れませんね。
いかがですか。ベランダから、窓辺から外を見つめる愛猫。なんだか外に出してあげないと悪いかも。。。と飼い主はその姿に罪悪感を覚える人もいるかも知れません。
しかし当の猫は「なんとも思っていない」といいます。猫に必要なのは「安心できる縄張り」です。外に出さなくても、飼い主が猫じゃらしなどで遊んであげて「退屈」を感じさせなければ、案外猫は満足するのではないでしょうか。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます