1980年7月号の「パブリック・ヘルス・リポート」誌に、心臓疾患を持つ患者92人の中でペットを飼っている人の生存率が、飼っていない人よりも高かった、という記事が掲載されて以来、またたくまに「ペットを飼うと健康になる」という情報が世間を席巻しました。
確かに猫を撫でると血圧が下がり幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されます。うつ病になる確率も低く、子供は喘息にかかる確率も低くなることが報告されています。
しかしそれは、別にペットを飼っているからではないのかもそれません。
ハロルド・ハーツォグ氏は実はペットを飼うと健康になるという調査報告と同じ位、ペットと健康は全く関係がない、という報告の多さにも注目しました。
その結果、ハロルド・ハーツォグ氏は、実はペットを飼うと健康になるのではなく、もともとペットを飼う人は精神的にも経済的にも安定していて、すでに健康な人が多いのではないか、とコメントしています。
犬を散歩に連れていけるエネルギーがあるのなら、他の部分でもポジティブなのでは?とペットと飼い主の健康への関連性に疑問を投げかけています。
確かにペットを飼う人はもともと健康な人が多いのかも知れません。猫を飼うと幸せになるのではなく、もともと幸せな人が多いのかも…。
この場合、あまり健康状態が良くない人に限り、猫を飼うと健康になって幸せになれるということかも知れません。
うーん、ちょっと複雑な飼い主ゴコロ。皆さんはどう思われるでしょうか?
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