お金を貯められない人には「余ったら貯めよう」と思っているタイプが多いようです。でも貯まらないということは…あればあるだけ使ってしまうからですね。それなら最初からお金を「貯めるお金」と「使ってもいいお金」に分けてしまいましょう。
まず勤め先に財形貯蓄制度がある方は使うことを検討しましょう。給与から自動的に天引きして貯蓄する制度です。制度がない方は、銀行などの自動積立を活用することをおすすめします。給料日の翌日に積立日を設定しておけば、あとは自動的にお金が積立されていきます。でもいきなり高額な金額は設定しないように注意しましょう。残った金額で生活ができなくなって、キャッシングするなんてことになったら本末転倒です。
最初に見直すべきは、住居費・保険料・通信費・教育費などの固定費です。固定費は毎月定期的に引き落とされるお金が多いので、一度見直すだけでずっと効果が続きます。食費などの節約よりも大きな効果が期待できますよ。
【固定費の見直し方法の例】
住居費:交渉/住宅ローンの借り換え
保険料:保険の見直し
通信費:格安スマホの活用
教育費:習い事の見直し
続いて生活費を見直しましょう。
家計簿をつけているのにお金が貯まらない方は、つけることで満足していませんか。家計簿はつけることが目的ではなく、不必要な支出がないかチェックして、収支のバランスを見直すことが重要です。
チェックするポイントは、2点です。
①「なんとなく」「つい」買ったものはどれか
②買ったあと使っていないものはどんなものか
不必要な買い物や外食などがあれば、よく見直しましょう。
家計簿をつけていない方は、まずはレシートをとっておくことから始めましょう。レシートを使って家計簿と同じく、不必要な買い物や外食などを見直します。
ポイントは、こちらも2点です。
①店別にレシートを分けて、買い物に行く場所の傾向を知る
②何に使ったかすぐに思い出せないレシートに注目する
まず、お金を使う行動範囲を知ることが大切です。「思った以上に、通勤中にコンビニに寄っていた」なんてことがわかると、「コンビニに立ち寄る回数を減らそう」という意識につながります。次に「なんとなく」「つい」買ったものを洗い出します。思い出せないということは、買う時に大した思い入れがないことが多く、いわゆる無駄遣いの可能性が高いと考えられます。
先取り貯蓄をしたあとの残ったお金が、その月の使っていいお金となります。そこから固定費を差し引けば、1ヶ月の生活費予算が決まりますね。さらに1週間単位で「使っていいお金」を決めると管理がしやすくなります。
たとえば、食費をどうしても使い過ぎてしまう主婦のAさんの場合。1ヶ月の食費予算は6万円であれば、「5」で割って、1週間1.2万円と決めてしまいます。「4」ではなく「5」で割ることがポイントです。1ヶ月31日と考えると4週間と3日なので、順調に予算を守れれば4日分貯まりますし、守れなくても多少は大丈夫という安心感がありますね。
以上の3つのコツを参考に、できることから始めて「貯まる家計」を目指しましょう!
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