おこづかいは、ただあげるものではなく、次の3つのルールを親子で約束することで、教育ツールとしてより有効に活用できます。
①働かない(お手伝いをしない)場合はあげない
②足りなくなったからといって簡単に追加しない
③どんなことに使っているか親子で共有する
次に、気になるおこづかいのあげ方ですが、月単位や週単位など定期的に同じ金額をあげる「定額制」、お手伝いをしたらあげる「報酬制」の2つに加え、最近はお年玉をおこづかいに充てる「お年玉制」を採用している家庭もあるようです。
①「定額制」
・メリット:親子ともに管理がしやすい
・デメリット:お手伝いをしなくなってしまう場合がある
②「報酬制」
・メリット:お金が労働の対価であることを実感しやすい
・デメリット:おこづかいをもらえるお手伝いしかしない場合がある
③「お年玉制」
・メリット:「使うこと」だけでなく「貯めること」を考えるきっかけになる
・デメリット:まとまったお金が手元にあるため、一気に使ってしまう可能性やトラブルに巻き込まれる危険性がある
<デメリット対策の例>
①おこづかいをあげる時に、お手伝いすることも約束させましょう
②おこづかいをもらえるお手伝いと金額を自分で考えさせて、その他のお手伝いもあわせて約束させましょう
③子ども口座を作るなどして、親の目が行き届くようにしましょう
親や子どもの性格、環境によって向き不向きがあるので、それぞれの方法のメリットとデメリットを理解して、1番良い方法を見つけることが大切です!
子どもがおこづかいを上手に管理し、計画的にお金を使えるようになれば、おこづかい教育は成功です。そうなるまでは諦めずに、親子で話し合いながら工夫して、いろんな方法を試してみましょう。子どもの成長とともに「定額制」「報酬制」「お年玉制」の併用など、見直しも大事です。
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