娘が年中さんの秋に、突然そんな事を言いだしました。
娘が通っていた幼稚園にウオルドルフ人形が置いてあって、その子は園児同士でいつも取り合いだし、金髪なので、自分の髪の毛の色に似ている自分専用の人形を作って欲しい。そう言いだしました。
そんな私は裁縫が大の苦手(;^ω^)それでも幼稚園の先生に教えて貰って人形のキットを購入し、3か月もかかって作りあげました。
人形は完成したので、次はそのお洋服づくりです。
その時私は、「いつ生まれるか分からない子」のために置いてあった娘の洋服の中で、娘にすごく似合っていて、私も特別気に入っていた物を選び、それを人形用にリメイクする事に決めました。
とはいえ、リメイクったって、裁縫が苦手な私はどうやっていいのか、さっぱり分かりません。とりあえず、娘の洋服の脇の部分をほどき、チョキチョキ。丈も適当にお人形に合いそうなサイズに(かなりアバウト(;^ω^)チョキチョキし。ミシンで再び縫い合わせました。
そして、開始から4か月目にやっと完成!娘は大喜びしました。なんといっても「小さい頃の自分の服」を着ている手作りの人形です。お人形に名前を付けて、まるで自分の妹の様に可愛がる様になりました。
裁縫が苦手だからこそ、4か月もかかった製作の過程で、私の「心」にも大きな変化がありました。
いつの間にか私は「この先、生まれるかどうか分からない二人目の子ども」に、心が奪われていた事に気が付きました。
それよりも、大切なのは「今」目の前にいる娘。だから、起こるか分からない「いつか」の事を考えるより、もっと娘との「今」の時間を楽しもう!
そう思える様になりました。思い切って行動した事で、思いもしなかった気持ちの変化がありました。
娘はもう小学3年生ですが、まだこの人形とリメイクした洋服を大切にしてくれています。私も、目に見える所にこの人形がある事で、むかー!となった時は「娘にもこんなカワイイ頃があったな」と懐かしく思いだしたり。。私の場合は人形のお洋服でしたが、リメイクする物はなんでもいいと思います。もしかつての私の様に、物がある事によって「未来」に苦しめられたり、「過去」の物が存在する事によって、心にひっかかる事がある様でしたら、こんな風に「今の私」「今の家族」に繋げられる、別のアイテムにリメイクされるのもオススメですよ♪
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