ドイツ生まれの薬用入浴剤「ノボピン」は発売当初から腰痛や疲労回復などに良いとされ、腰痛に悩まされていた文豪・志賀直哉も愛用していました。その様子が昭和13年の日記に示されています。
(引用)
朝から風呂を涌かしノボピンを入れ入浴
朝、薄寒い日、ノボピンの湯に入る
「志賀直哉全集 第11巻」昭和13年の記述より
「ノボピン」昭和初期のホーロー看板
ノボピンとは、ドイツ語で「ノボ」=新しい、「ピン」=松を組み合わせた造語です。当時のドイツでは爽やかな「松葉」の香りはリラックス感をもたらすとして入浴剤に使われていました。松葉をモチーフにした入浴剤「ノボピン」は当初舶来品として日本に広まり、戦後に国産されるようになりました。
入浴剤「ノボピン」の名は、「松葉」が秘められていたんです。
昭和初期の日本に新しい習慣をもたらした入浴剤「ノボピン」は、ドイツ由来の松葉の香りはそのままに、今も和歌山県海南市の紀陽除虫菊で生産されています。
松葉の精油であるテレビン油を配合し、バスルームに広がる爽やかな森林の香りに心が安らぎます。塩化Naも入っており温浴効果で疲労、肩こり、腰痛、冷え症などが和らぎます。体の芯まで温まりながら、なんだか懐かしい香りに包まれてホッとするロングセラー商品です。
いかがでしたか? 昔なつかしいお風呂の香りをぜひ思い出してみては♪
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