約1㎡の2段の階段テラスは面積があまり広くないので
ここは一気に石を加工して並べました。
基礎コンクリートに直置きで並べています。
各石の角は丸く仕上げ優しく見えるようにしておきます。
目地は5~8㎜を狙って仕上げていきました。
全部欠き終わった所でいよいよ張り付けです。
1.下地コンクリートとの接着増強の為『ハイフレックス』と言う接着増強材を下地材としてコンクリートの上に刷毛で塗ります。
ハイフレックスは水で5倍に希釈します。
2.セメント粉1:砂2をトロ船(モルタルを練る四角い容器)で良く混ぜ手で握って少し形が出来、叩くと崩れる位になる様な感じに水を足して混ぜていきます。(バサモルと言います)
このバサモルを石の下に敷いて高さを調整していく訳です。
3.並べた石を3~5枚位外し2.で造ったバサモルを石を置いた時に天端より少し上になる位の厚さで敷きます。
4.端から1枚づつ石を戻し事前に並べた時の目地幅で水平を測りながらゴムハンマーで軽く叩いてバサモルとの隙間を潰していく感じで定着させていきます。
この時、定着しても縁取りのレンガより高ければ石を外しバサモルを少し取り、低ければ足していきます。この段階ではバサモルは固まらないので納得いくまで繰り返します。
石を外した時空洞がある時はそこにバサモルを足し石との隙間をなくしていきます。
注:バサモルと石の間に空洞が出来ると、完成後に強い衝撃があると空洞の上で割れやすくなります。
5.以降3.4.の工程を繰り返して定着させていきます。
1.バサモル張りで天端を仕上げ高さを出し終わったら長めの真っ直ぐな角材を各方向から載せ、角材の真ん中あたりに水平器を置き全体の水平を確認します。
2.角材との間に隙間がある時やガタつく時は、その部分を外しバサモルの量の増減で手直しします。
3.すべての石の高さが揃ったら、端から1枚そっと外し、外した所にノロ(セメント粉を水だけで溶いたセメント)をひしゃく等を使って薄く撒きます。
※ノロの感じは水溶き片栗粉の様な感覚です。
4.ノロを撒いたら外した石を元の位置にぴったりと合わせ戻します。
戻して目地幅を確認し、OKならばゴムハンマーで軽く叩き定着させます。
ノロがバサモルとの接着剤代わりになるので直ぐに動かなくなります。(力を入れると動きますが・・・)
5.1枚毎に水平が狂っていないか確認し、この工程を繰り返していきます。
6.バサモルやノロが飛び散って石の表面に汚れが着いたら、水で硬く絞ったスポンジ等で拭き取って下さい。
※汚れたままですと固まってからでは取れなくなってしまいます。
私は『タイル用目地モルタル濃灰色』をいつも使います。
目地専用なので作業性も耐久性も◎です!
練り水はハイフレックス(モルタル接着増強剤)を5倍希釈した物で練っています。
硬さは画像にあるスコップ等ですくい、下に向けた時にトロ~っと落ちる位です。
良く耳たぶ位の柔らかさとも言いますが、良くわからないので色々試してみて下さい。
1.画像のブルーの鏝(スポンジの目地用こて)で目地に擦り込む様に入れていきます。
2.全て入れ終わり固まり始めてから水で絞ったスポンジで余分な目地材をふき取ります。
1回で綺麗にするのではなく、何回か拭き取って徐々に綺麗にして下さい。
一気に力を入れて拭くとせっかく入れた目地がすくい取れてしまいます。
注:水で絞ったスポンジは毎回拭く毎に綺麗に絞りなおして使ってください。
レンガと天然石で乱張りしたテラスの完成で~す(^_^)v
レンガのアンティークな色合いと天然石のカラーグラデーションがBest Match!!
色や形のバランスで色々な表現が出来ますので
色々なパターンを造ってみるのも楽しいですね!
石材も色々なカラーや種類があるのでお家の雰囲気やガーデンエリアのカラーとコーディネート
したりするとワンランク上の外構が出来上がっちゃいます。
石材の種類によっては和にも洋にも相性は抜群です!
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