コンクリートで埋め立てられたマンホール蓋周り
とにかく殺風景で無骨ですね(;´Д`)
全体の構想を練ってイメージを膨らませます!
仕上がりでより自然な感じを大事にしたかったので
排水も目立たない様に!
下調べをした結果、すぐ脇の雨とよが地下埋で道路脇の側溝に繋がっていたので
そこに排水升を介して溜まった雨水を排水する事にしました。
1.とよ周りを掘り起こし排水管をむき出しにします。
2.水勾配が取れそうな位置関係で排水升を設置し
既存の排水管をカットしてT字で新たに排水管を繋ぎます。
3.桝の下は底抜けしているので、砕石20cm程入れて突き固めてから高さ、水平を出して設置。
4.沈みと、位置ずれ防止のため桝の外回り1/3程度をモルタルで固定しました。
排水升は汚水の点検口と高さを揃え、後に裏庭(勝手口)方向へ繋がる小路を造る為に整えておきました。
天然石張りのエントランスは勾配を付けここの排水口より雨水等を流す計画です。
雨水等が排水口より奥に流れ込まないようレンガで縁取りを造りました。
トータルデザインとしてレンガ花壇も造り、前項目の縁取りレンガと繋げていきます。
笠木には標準サイズのレンガを半分に割りモルタルで固定しました。
乱張りでは下地コンクリートを造ってから、バサモルという水を少しだけ加えたバサバサのモルタルを敷き
表面高を合わせながら石を並べていきます。
この場所はマンホールを埋め立てた時のコンクリート土間が既にあるので、バサモルからの作業です。
乱張りの張り方は自由で良いんですが、やはり目地が揃っていた方が断然きれいですっきりします。
ここでは5~8㎜程度の目地を目指して石の形を加工していきました。
石英石は石英の層が幾重にも重なって出来た天然石で
断面はミルフィーユみたいな感じです。
この石を隣同士の形が綺麗に合うように縁を割って形を造っていきます。
割り方はトンカチを使って欠いていくのとダイヤモンド刃のグラインダーでカットしていく方法があります。
私は前者のトンカチ(金槌)を使いました。
張る順番としては、張ろうとする場所の輪郭(周り)から内側へと張っていきます。
実際の割り方は文章で表すのは難しいのですが・・・
1.大まかに張る場所にあった形の石を選びます。
ここをスタートとし左右、前後に繋げていきます。
2.1の隣に来る石を選びます。なるべく欠く分が少なく色味の配置や大きさやバランスを見て選びます。
3.選んだ石が隣の石と目地幅が揃う様重なりの部分を赤鉛筆などで線を引き、その線の部分を欠いていきます。
合わせては欠き、合わせては欠きの繰り返しです。
※高さ合わせ用のバサモルは2~3枚分毎に敷きながら石を置いていく感じで欠く作業と同時に作業します。
外周一回り張り終えた所です。
この場所は5~6㎡の面積がありますので、一人で張っていると1日では無理なので ここまで位を目安にバサモルの上に高さと形合わせした石、これを1枚ごと外し、外した部分にノロ(セメント粉を水のみで溶いたトロトロのセメント)を接着剤代わりにひしゃく等を使って薄く全体に撒きます。
ノロの水分はバサモルにすぐに水分をとられてしまうので水が引ける前に外した石を戻し隣同士と水平を見ながらゴムハンマーを使ってコンコンと叩いて隙間の空気を抜いて定着させていきます。
数枚張っていくと水平が見ずらくなるので画像の様に真っ直ぐな角材等を使って水平をとっていきます。
全部張り終わった所です(^_^)v
1枚の石の周りに5~8枚位の石で囲む様にレイアウトすると個々の石が割れにくく剥がれずらくなると思います。
目地は出来るだけY字になる様にレイアウトするとバランスが良くなります。
十字や直線の長い目地はそこだけ目立って浮いて見えるので出来る限りならない様に組み合わせてみましょう!
パズルを造っていくような感覚でした。
最終工程の目地入れです。
目地は色々なカラーがありますが一般的には
白→灰→濃灰です。目地専用のモルタルの方が込みやすく拭き取り易く、ひび割れや痩せもしにくいです。
私が選んだのは濃灰(black)です。
門袖のレンガや花壇のレンガ目地をアイボリー系で入れたので全体にボケてしまうのを嫌って濃灰でメリハリを付けてみました。
イエローの天然石がより一層綺麗に見えますよ!
殺風景で無骨だった玄関脇が
とっても明るく生まれ変わりました~(*^▽^*)
この天然石アルビノイエローは晴れの乾いた日と
雨の濡れた日の表情がガラリと変わりとってもい感じの表情を見せてくれます。
石英石の為日光が当たるとキラキラしてこの肌もとても綺麗です。
雨水溜まりも解消し、花壇のお花も咲き始めたら
外に出るのが楽しくなりますね~(*'▽')V
次回からはお庭側の乱張りDIYもご紹介しま~す!
お楽しみに(^_-)-☆
広い面積は大変なので小さな部分から挑戦してみましょう!
天然石を欠いていく時(トンカチ使用時)は一気に欠こうとすると思わぬ所で割れてしまうので
3~5mm程度に細かく欠いていくと失敗しません。
石厚が厚くて(3㎝以上とか)割りにくい時は、石の底になる面の角をトンカチで叩き
下側の層へ向かって斜めになる様に崩し削いでいくと、表面層が薄くなるので狙ったラインで
欠き易くなります。
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