エントランスDIY☆不具合な場所を乱張りで解消!

エントランスDIY☆不具合な場所を乱張りで解消!
投稿日: 2016年9月26日 更新日: 2017年3月6日
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33 この人たちがステキしました
ステキをしている人
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2016'9月より参加させて頂きました。 2013'7月に現在のリフォーム済み...
玄関脇の一角!
花壇をDIYし門袖もDIYしましたが・・・
ここは元々簡易浄化槽が有り下水工事に伴い不必要となったマンホール3つを
コンクリートで埋めた玄関前という場所には見るも無残な状態でした(*ノωノ)

しかもすぐ前を走る車道よりも低い場所にあり、降雨時はお魚が泳げるんじゃないか位
雨水が溜まります。
排水の設備も無くただただ乾くのを待つばかりでした。

!!!そこで何とか自分でやって見ようとDIY計画をスタートしました。
テーマは”明るく洋風な癒しの空間”

狙いとしては”雨の日もお花を楽しめる場所つくり”


天然石の石英石(アルビノイエロー)を乱張りにし
レンガ花壇と排水用の経路をDIYしました!

家族やゲスト様にも楽しんで頂けるようデザインしてみました。

~Before~

~Before~

コンクリートで埋め立てられたマンホール蓋周り
とにかく殺風景で無骨ですね(;´Д`)

全体の構想を練ってイメージを膨らませます!

~まずは雨水だまり対策を~

~まずは雨水だまり対策を~

仕上がりでより自然な感じを大事にしたかったので
排水も目立たない様に!

下調べをした結果、すぐ脇の雨とよが地下埋で道路脇の側溝に繋がっていたので
そこに排水升を介して溜まった雨水を排水する事にしました。

1.とよ周りを掘り起こし排水管をむき出しにします。
2.水勾配が取れそうな位置関係で排水升を設置し
既存の排水管をカットしてT字で新たに排水管を繋ぎます。
3.桝の下は底抜けしているので、砕石20cm程入れて突き固めてから高さ、水平を出して設置。
4.沈みと、位置ずれ防止のため桝の外回り1/3程度をモルタルで固定しました。

~排水口を付ける~

~排水口を付ける~

排水升は汚水の点検口と高さを揃え、後に裏庭(勝手口)方向へ繋がる小路を造る為に整えておきました。

天然石張りのエントランスは勾配を付けここの排水口より雨水等を流す計画です。

~雨水留めをつくる~

~雨水留めをつくる~

雨水等が排水口より奥に流れ込まないようレンガで縁取りを造りました。

~花壇造り~

~花壇造り~

トータルデザインとしてレンガ花壇も造り、前項目の縁取りレンガと繋げていきます。

笠木には標準サイズのレンガを半分に割りモルタルで固定しました。

~天然石乱張りStart~

~天然石乱張りStart~

乱張りでは下地コンクリートを造ってから、バサモルという水を少しだけ加えたバサバサのモルタルを敷き
表面高を合わせながら石を並べていきます。
この場所はマンホールを埋め立てた時のコンクリート土間が既にあるので、バサモルからの作業です。

乱張りの張り方は自由で良いんですが、やはり目地が揃っていた方が断然きれいですっきりします。

ここでは5~8㎜程度の目地を目指して石の形を加工していきました。

~乱張り①~

~乱張り①~

石英石は石英の層が幾重にも重なって出来た天然石で
断面はミルフィーユみたいな感じです。
この石を隣同士の形が綺麗に合うように縁を割って形を造っていきます。

割り方はトンカチを使って欠いていくのとダイヤモンド刃のグラインダーでカットしていく方法があります。
私は前者のトンカチ(金槌)を使いました。

~乱張り②~

~乱張り②~

張る順番としては、張ろうとする場所の輪郭(周り)から内側へと張っていきます。

実際の割り方は文章で表すのは難しいのですが・・・

1.大まかに張る場所にあった形の石を選びます。
ここをスタートとし左右、前後に繋げていきます。
2.1の隣に来る石を選びます。なるべく欠く分が少なく色味の配置や大きさやバランスを見て選びます。
3.選んだ石が隣の石と目地幅が揃う様重なりの部分を赤鉛筆などで線を引き、その線の部分を欠いていきます。
合わせては欠き、合わせては欠きの繰り返しです。

※高さ合わせ用のバサモルは2~3枚分毎に敷きながら石を置いていく感じで欠く作業と同時に作業します。

~乱張り③~

~乱張り③~

外周一回り張り終えた所です。
この場所は5~6㎡の面積がありますので、一人で張っていると1日では無理なので ここまで位を目安にバサモルの上に高さと形合わせした石、これを1枚ごと外し、外した部分にノロ(セメント粉を水のみで溶いたトロトロのセメント)を接着剤代わりにひしゃく等を使って薄く全体に撒きます。

ノロの水分はバサモルにすぐに水分をとられてしまうので水が引ける前に外した石を戻し隣同士と水平を見ながらゴムハンマーを使ってコンコンと叩いて隙間の空気を抜いて定着させていきます。

数枚張っていくと水平が見ずらくなるので画像の様に真っ直ぐな角材等を使って水平をとっていきます。

~乱張り④~

~乱張り④~

全部張り終わった所です(^_^)v

1枚の石の周りに5~8枚位の石で囲む様にレイアウトすると個々の石が割れにくく剥がれずらくなると思います。

目地は出来るだけY字になる様にレイアウトするとバランスが良くなります。

十字や直線の長い目地はそこだけ目立って浮いて見えるので出来る限りならない様に組み合わせてみましょう!

パズルを造っていくような感覚でした。

~いよいよ目地入れ~

~いよいよ目地入れ~

最終工程の目地入れです。
目地は色々なカラーがありますが一般的には
白→灰→濃灰です。目地専用のモルタルの方が込みやすく拭き取り易く、ひび割れや痩せもしにくいです。

私が選んだのは濃灰(black)です。

門袖のレンガや花壇のレンガ目地をアイボリー系で入れたので全体にボケてしまうのを嫌って濃灰でメリハリを付けてみました。

イエローの天然石がより一層綺麗に見えますよ!

~After~

~After~

殺風景で無骨だった玄関脇が
とっても明るく生まれ変わりました~(*^▽^*)

この天然石アルビノイエローは晴れの乾いた日と
雨の濡れた日の表情がガラリと変わりとってもい感じの表情を見せてくれます。

石英石の為日光が当たるとキラキラしてこの肌もとても綺麗です。


雨水溜まりも解消し、花壇のお花も咲き始めたら
外に出るのが楽しくなりますね~(*'▽')V

次回からはお庭側の乱張りDIYもご紹介しま~す!
お楽しみに(^_-)-☆

コツ・ポイント

広い面積は大変なので小さな部分から挑戦してみましょう!

天然石を欠いていく時(トンカチ使用時)は一気に欠こうとすると思わぬ所で割れてしまうので
3~5mm程度に細かく欠いていくと失敗しません。

石厚が厚くて(3㎝以上とか)割りにくい時は、石の底になる面の角をトンカチで叩き
下側の層へ向かって斜めになる様に崩し削いでいくと、表面層が薄くなるので狙ったラインで
欠き易くなります。



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2016年9月27日 14:16
KOB_studioさん、こんにちは! すごい…凄すぎますよΣ(゜Д゜) こんなに美しくもナチュラルなステキ空間にできるものですか?! わが家の外装は全くもってよく言えばシンプル…な殺風景な造りで。 ガーデニング雑誌を見てはステキな外装のおうちにため息をつき… わが家の外装工事一切、KOB_studioさんに発注したいくらいですっ( ☆∀☆) 私の“こーゆー風にしたかった~”の雰囲気そのものです! ホントにプロの業ですね♪ 段々と出来上がっていくのが、とっても嬉しい気持ちになります。 いいもの見せてもらいましたっ(笑) 今度はお庭側?!次のリフォームも楽しみにしています(^_^)
2016年09月27日 22:02:43
ハニクロさんこんばんはー(^^)/ 我が家も初めは全くと言ってなにも無く雑草だらけでした。家を建てる時(購入する時)は家の方が中心になってしまい外構まではプランに入れてない方が多いのではないでしょうか? リノベーションが流行っている現在では外構も含めたリフォームを業者様がお勧めしていますね~! とっても良い事だと思います。 私はプロではありませんが、知人やブロ友さんのお宅のリフォームデザインのお手伝いはしています。 我が家のDIY記事で少しでもお役に立てる事が出来たら私も嬉しいです(^_-)-☆ 現在お庭の方も着々と変わりつつありますので随時UPしていきますので楽しみにしていて下さいね~(*^▽^*)/
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