元々、農耕民族であった日本人は、日本語の中に意味を込めて、
たくさんの知恵を伝えてくれています。
四季についても、
春には稲穂が張るように。
夏には実りが成るように。
秋には豊作を飽きるほど食べて体力を付けて、冬に備えるように。
冬は夫婦で寒さをしのぐ為に抱き合って、魂が増ゆるように。
というように、四季折々に、やるべきことを例えて言葉を作って伝えてくれています。
夏に実って成った作物を、命の元の中心となる父、母に
感謝の気持ちを持って御礼に行くことが、お中元の語源と言われています。
まず、親に感謝の報告をして、家族揃って、
お仏壇やお墓で先祖さんたちに、感謝の気持ちを込めて、
供養をして、先祖さんたち以外にも施しをして、
誰もが満たされた気持ちで、仲良く過ごすのが、
お盆の正しい過ごし方だと思われます。
お釈迦さまが悟ったときの気持ちを感じて、
自分の心の弦(げん)は張り詰めて切れかかっていないか?
緩みすぎて、良い音色が出ないんじゃないか?
と心の弦(げん)をチューニングしてあげるというのも、大事なことだと思います。
日々、私たちは、気ぜわしく、忙しく、追われるような生活をしています。
お盆休みが取れる方は、ぜひ、ご実家や、先祖さんたちの居る所を訪ねて、
日々、頑張れていることを感謝して、立ち止まって、
心の弦(げん)の状態を確かめてみてください。
ご先祖様たち以外にも、施してあげる気持ちを持って、
お供えをしたり、お経を読んでみてください。
きっと、普段では気付けないことに気が向いていくと思いますよ。
お盆の風習、大事にしていきたいですね。
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