新生児はママのお腹に入っていた時のリズムで過ごすと言われています。基本的に昼夜の区別はなく、授乳以外の時間のだいたいは寝て過ごしているようなイメージです。ママも産後は体調が戻るまでは無理をせず、可能であれば日中でも赤ちゃんと横になっていたいものです。ほとんどの赤ちゃんは、昼夜を問わずだいたい2時間おきには起きるので、ママの睡眠不足が深刻になるのもこの頃です。焦ることなく少しずつできることを始めましょう。例えば、朝はカーテンを開けて朝日を浴びたり、夜は暗くしたりするなど、なんとなく昼と夜の違いを教えるのもいいでしょう。
寝かしつけのコツとしては、ママのお腹の中を再現することで赤ちゃんを安心させてあげることも効果的なようです。おくるみやスリングなどに入れて適度に締め付けて守ってあげると安心する赤ちゃんも。そのままゆらゆらしてあげるといいですね。重くて抱っこは大変!という場合はベビーラックに入れてゆらゆらしてあげても。
眠りのリズムが付いてくるのは個人差が大きいものの、だいたい4か月くらいからと言われています。この頃から、夜寝る時間と、朝起きる時間をだいだい決めてあげられるといいかもしれません。赤ちゃんも20時頃には寝て、7時頃に起きるのが理想的です。ただ、まだまだ1回の哺乳量が多くなくお腹が減って起きてしまうので、個人差もありますが、母乳であれば3回くらい起きて授乳するイメージでしょうか。寝かしつけのコツは、できるだけ寝る時にお腹いっぱいの状態にしておくこと。そして、ベッドに入る時に電気をつけたままにせず暗くしておくことです。そうすることで、ふと夜中に起きてしまっても暗がりを怖がって泣くことがなくなります。起きてしまっても、授乳したりミルクをあげて、とんとんと優しく叩くことですっと眠ってくれることも。また、寝る時に必ずそばに置いておくぬいぐるみや毛布など、おやすみグッズを決めるのも安心感が増していいという話も。
この頃の赤ちゃんは、ハイハイやつかまり立ちなど、どんどん動くことを覚えて運動量も増えていきます。朝寝も昼寝も夕寝もしていたねんねの時期よりも、日中に寝かせる時間を減らしていっても大丈夫です。お昼寝はしっかりして、例えば夕寝をやめる癖を付けてもいいでしょう。
寝かしつけのコツは、日中は公園やお友達と接するなどしてたくさん動くこと。授乳をやめていない場合は、寝る前にたくさん授乳しておくことです。寝る時のおやすみグッズや、必ずかける言葉や歌を決めておくのも一つです。
授乳やミルクをやめて、完全に離乳食や幼児食になってきたら、夜中はあまり起きなくなる赤ちゃんが増えます。
また、遊びも楽しくなってきて、まだ寝たくない!という意思が出てきたりもします。
寝かしつけのコツは、寝る時間を楽しく幸せなものにすること。絵本を読み聞かせたり、大好きなおもちゃをそばに置いたり。近年、話題になっている「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」や、寝かしつけの定番、「ねないこだれだ」や「おやすみくまちゃん」など、眠りと関連した本を読んであげるのがおすすめです。「おやすみロジャー」は心理学を取り入れて、子どもを入眠に誘います。途中で子どもが寝てしまうので、最後まで読んだことがないというママも。寝かしつけに困っていたら試してみるのもいいかもしれないですね。
子どもは親の気持ちを敏感に察するもの。早く寝てほしい!とか、眠れなくて辛いという気持ちが伝わってしまうと、逆に不安になり子どもも寝られないものです。ゆったりした気持ちで寝かしつけをしてみてくださいね。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます