生きてきた時代が違うからこそ、起きてしまうジェネレーションギャップ。医療や研究が進化し、寝かせ方・食事の与え方・抱き方に至るまで、祖父母世代の「昔の当たり前」がだいぶ変化してきています。例えば、以前は頭の形やお尻の形がよくなるように「うつぶせ寝」が良いとされていましたが、現代では乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐため、「うつぶせ寝」をしないように指導されています。
「食事の与え方」にしても、昔は大人が噛み砕いた食べ物をそのまま自分がつかう同じスプーンで赤ちゃんに与えたりしていましたが、今は虫歯予防の観点から今は好ましくないとされています。
「授乳」については、昔は三時間ごとにきっちり与えた方がよいとされていたようですが、今は赤ちゃんが欲しがったら「授乳」しましょうというということになっています。その他にも、おむつはずれ、日光浴、歩行器など、多くの親世代と祖父母世代が衝突するようなことがわかりやすく紹介されているので、「昔の当たり前」VS「今の常識」で祖父母世帯と親世帯が対立することもなくなるかもしれません。
また、家族みんなで使える知恵やテクニックも満載。かわいらしいイラストをつかって、親世代・祖父母世代の両者に判りやすく解説されています。はじめての孫育てに少々緊張気味の祖父母世代はもちろん、はじめての育児に不安な親世代にもたいへん参考になる内容になっています。
◇子育てに関わるなかで大切な人たちと円滑にお付き合いできるヒント
◇子どもを預かる際に、防げる事故から子どもを守る注意点
◇子どもとの遊び方
◇遊び場のリスト
◇困ったときの相談窓口 など
「祖父母手帳」は、各市役所の市民窓口・福祉センター・公民館・各役所の情報公開コーナー・保健センターなどの配布窓口にて無料でもらうことができます。また、さいたま市では電子書籍化もされているので自宅に居ながらにして無料で閲覧できてとて便利です。
結局、子育てで一番頼りになるのは、やはり祖父母である自分たちの親世代とも言えます。子育てに関しての共通認識を持ち、経験を大事にしつつ、感謝の気持ちを忘れずにお互いイイ関係を築いていけるといいですね。
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