この五段階の目標は、自分の人間性を高めていく目標でもありますが、
いろんな場面で繰り返していくプロセスでもあるんです。
小学生から中学生になれば、いままでとは違う環境になります。
いくつかの学区の人たちが集まるわけですから、
みんなに覚えてもらいたいということが
第一の生存したいという目標になります。
自己紹介をして、みんなに自分を覚えてもらうと、
明日も明後日も、このクラスに来たいという気持ちになることが
第二の安定したいという目標になります。
楽しそうなグループを見たら、自分も仲間に入りたいという
第三の参加したいという目標が出てきます。
部活に入って、みんなより上手になりたい!
と一生懸命練習したり研究したりして、
自分にしかできない何かを目標に努力を続けていくようになれば、
第四の自我の確立という目標が現れたことになります。
やがて後輩が入ってきて、後輩達が楽しく頑張れるようにしていこう!
知っていることは教えてあげたいという気持ちになれるなら、
第五の使命感の目標が現れてきたということになります。
たくさんの競争の中で、勝ち続けて行けたり、
強い意志を持てたり、自己啓発に取り組んだりしていけば、
五段階の最終目標である使命感を目指していくことが出来ると思いますが、
負けることが多くなり、自信を無くし、諦めてしまうと、
第四の目標である自我の確立を目指すことも出来なくなってしまいます。
みんなが自分のことを知ってくれていて、
自分の席があって、みんなに付いていければいいという、
第三の参加の目標が満たされてばそれでいいと思うようになってしまうんですね。
それでも、みんなより上手にできるものはないか?
と探してみたり、練習してみたりしてしまうものです。
わたしたちは目標を達成すれば
必ず更なる目標を目指したいものなんです。
学校を卒業して、会社や組織に入っても同じです。
みんなに自分を知ってもらって、
自分のやるべき仕事があって、
自分にしかできない何かを探して、
たくさんの人に拡めていきたいという順序で目標を目指していくんです。
自分が、どこでどの段階の目標を達成して、
次に何を目標にしていくのかを明確に知っていれば、
明確な目標に向かって努力しやすくなっていくと思います。
自分を知って、自分の目指すべき目標を見つけていきましょう。
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