みなさん。家具ってどのように作られているかご存知でしょうか?
いろんな作り方があるのですが、今回は天然木を使った家具の作り方を紹介します。
天然木は文字通り人工ではなく、自然に生息している樹木のこと。
だから工場に入ってくる木材は色も木目もさまざま。
まずはそれを工場で、用途によって選別していきます。
選び分けたら、次は表面を削ったり切ったりして、板の厚みや幅・長さを整えていきます。これを製材といいます。
製材が終わったら、一枚一枚の幅の狭い板を専用の接着剤で貼り合わせて、一枚の大きな板材にします。これを集成といいます。
その板材を扉や天板の大きさに合わせて裁断をしていきます。
この工程で、端材が出てきます。
通常、出てきた端材はほかに使い道がないので、捨ててしまいます。
端材はカタチや大きさはもちろん不揃い。
でも、どんなに小さくても、不揃いでも、木は木。
大地が大切に育てた木を無駄なくあまりなく長く使えるよう、この端材に新しく命を吹き込むことができるんです。
小さな端材を集めて作るので、サイズも少し小柄。
ひとつひとつ木目や色が違うのもご愛嬌だし、めぐりあったその木目は自分だけのもの。
使うほどに風合いも愛着もましていくその様子は、家族の一員になったような気がするかもしれません。
家具をつくる時に使う接着剤や塗料には、シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドが含まれているものが、中にはあります。
この小さな端材の家具は、そういった物質が少ないものを選んでいます。
低ホルマリン仕様だから、子どもから大人まで安心して使えるんです。
捨てられる運命にあった端材に新しい命を吹き込んでできた小さな家具。
森にある木が環境を守っているように、家具になっても家族にやさしく心地いいまいにちを一緒に過ごせます。
いかがでしたでしょうか?
環境や家族のことを考えた時、安心して長く一緒に使える家具って、いいものです。
ものを選ぶとき、少し立ち止まってそのものが生まれた背景を見てみると、もっと愛着がわいて一緒にいたくなるかもしれませんね。
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