学童保育とは、共働き世帯の子どもを放課後や、夏休みなどの長期休暇中に預かる施設のことです。子どもは宿題をしたりおやつを食べたり、同じ学童保育に通う子と遊んだりして過ごします。各自治体によって呼び方はさまざまで「放課後児童クラブ」や「学童クラブ」、「放課後キッズクラブ」とも呼ばれています。
2015年3月までは「おおむね10歳未満まで」しか預けることができませんでしたが、2015年4月に児童福祉法の一部が改正され、対象が「小学生」へと拡大されました。
学童保育には、自治体が運営するもののほか、保護者が設立・運営する「共同保育」、民間企業やNPO団体などが運営する「民間学童保育」があり、その数は徐々に増えています。しかし、共働き世帯の増加によって学童保育に子どもを預けたい人も増えているため、学童保育に入れない待機児童も増加しているのが実情です。
学童保育の利用時間は、公的な施設の場合は学校終了時から18時までのところが多く、必ず迎えにいかなければいけません。また夏休みなどの長期休暇中は、9~17時または18時となっているところが多いです。料金はおやつ代金込みで毎月4000~7000円ほどかかります。民間の施設の場合は、20~21時頃まで子ども預かってくれる夜間保育など時間に柔軟性があり、その際には夕食や入浴のお世話までしてくれるところもあります。しかし、公的な施設に比べて料金が高く、3万円ほどかかる場合もあります。
学童保育を利用している世帯のほとんどが、子どもが通っている小学校の近くにある児童館や学校内の施設に預けています。しかし、待機児童の多さからそこに入ることのできない子どもは、民間企業が運営する学童保育に入れているケースもあります。近年、特に大手民間企業の学童保育参入が増えています。利用料金はコースにより1万~3万円ほどの違いがあり、料金に応じて利用できる日数が違います。習い事が一緒にできるなどのメリットもあり、ただ子どもを預けるだけではないという魅力もあります。
学童保育に入れば、普段から仲の良い友達がいたり、学年は違っても新しい仲間が増えたりと楽しい時間があります。子どもが寂しい思いをしないよう、有効に活用してみるのも良いでしょう。
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