きちんと磨いているつもりでも、やっぱり磨き残しがあるんですね。
そこで今回は、幼児のむし歯を防ぐための仕上げ磨きのコツをご紹介します。歯ブラシの持ち方や子どもの姿勢、部分ごとの磨き方など、基本のポイントを押さえて、お子さんのお口の健康を守ってあげましょう!
まずは、3歳の子どもがむし歯になりやすいところを見てみましょう。
こちらのイラストは、歯面別に見たむし歯の経験率。上の前歯、奥歯の噛み合わせ、歯と歯の間がむし歯になりやすいことが分かりますね。仕上げ磨きをするときは、特にこの部分をていねいに磨くようにしましょう。
次に、仕上げ磨きをするときの姿勢です。子どもの頭がふらつかないよう、優しく支えてあげてください。
歯ブラシの持ち方は「ペングリップ」(鉛筆の持ち方)がおすすめ。余計な力が入らず、小刻みに動かしやすいので、すみずみまで丁寧に磨けます。
ブラッシング全体に共通のポイントを、イラストでまとめました。基本は「強くあてすぎず、小刻みに」。普段から意識しておきたいですね。
最初は奥歯から。奥歯のかみ合わせの溝には歯垢が入り込んでいるので、特にていねいに磨きましょう。
奥歯の外側や内側も、Point4の「基本の磨き方」で磨きます。
(左・外側の磨き方/右・内側の磨き方)
上の前歯を磨くときは、気をつけたいポイントが。子どもの「上唇小帯」は厚みがあり、歯を磨くときに歯ブラシが当たってしまうことがあります。かならず指を添えて、やさしく磨いてください。
前歯の裏側は歯ブラシを縦に当てると効果的です。
最後にデンタルフロスで仕上げ。人指し指で頬をよけ、掃除する部分をよく見えるようにします。特にむし歯になりやすい、奥歯の2本の間、上の前歯2本の間は優先的に行いましょう。
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毎日の仕上げ磨きの時に、何か異常がないかチェックすると安心。下の写真のように、歯が黒くなっているところや白く濁ったところ、歯ぐきがブヨブヨして赤みのあるところはないかなどを確認して、気になるところがあれば歯科医院で診てもらいましょう。
乳歯の奥歯のさらに奥に生えてくる「第一大臼歯」(6歳臼歯)は、生えてくる時期に個人差があるうえ、背の低い状態が1年~1年半も続くので、よく見ていないと気づきにくいもの。5歳を過ぎたころからチェックして、生えはじめたらブラッシングを丁寧に行いましょう。
最後に動画をご紹介。歯ブラシの当て方や動かし方、磨く時のコツなどが詳しくわかります。パパやママが上手に磨いてくれれば、子どももブラッシング嫌いにならないはず! 今夜から実践するためにも、さっそくチェックしてみてくださいね。
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