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衣替えで出てきた衣類を手放す3秒ルール

衣替えで出てきた衣類を手放す3秒ルール
投稿日: 2016年5月21日 更新日: 2017年3月6日
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6月は衣替えの時期です。学校の制服が夏服に変わるのと同時に普段着の入れ替えもしてしまおう、そう考える人は少なくないはず。そのときに昨年まで使っていた夏物が出てくるわけですが、そのままそっくり冬物と入れ替える人はあまり多くないと思います。ちょっと出かければ新しい洋服がお店に並んでいるし、雑誌などでは流行を伝えています。誘惑がいたるところにあるので、どうしても欲しくなるのは当然です。

もちろん新しい洋服やバッグを買うのはいいと思いますが、問題は今ある物をそのままにしてしまうこと。手放すことをしないと物は増える一方です。物が積み重なっていくと下にある物は見えなくなるので、所有物が把握できずにまた新しい物を買う。そうやって必要以上の物に囲まれた生活を送ることになっていくわけです。

それを防ぐには、一定の感覚で物の処分をするのがオススメです。そのタイミングのひとつが衣替えでしょう。眠っていた衣類が出てくるので、これをきっかけにして家の中を見渡すこともできるからです。

判断を鈍らせる「着るかも症候群」

ただ、衣替えによって衣類の把握はできるのですが、手放す判断ができるかどうかは別の話です。基本的に人は所有欲を持っているので、手放すには何かしらの理由付けが必要になります。たとえば子供服ならサイズアウトしてしまう、大人の服ならかなりくたびれてしまっているなど。仕方ないので手放すということが動機付けになっているのは間違いありません。

ではそれ以外はどうでしょうか。まだまだ使えそうと思える洋服の場合「また着るかも」と思うのはよくあることです。特に値段が高かった洋服とか限定品だった物は、なかなか手放すことができません。一方で汚したくない、傷をつけたくないという気持ちもあるので、使用回数は少ないはず。おそらく、この先も同じ状態が続くので、大切なのは手放す判断をすることなのです。

着るか着ないかを決める3秒ルール

判断をするときには第三者に「着るの?着ないの?」と言ってもらうといいのですが、そういう人は周りにいないと思います。なので、自分で自分に問いかけて判断するしかありません。そして、それにかける時間は3秒。この間に判断していくことがコツです。

3秒の間に思考をめぐらせて判断すると、余計な考えである「着るかも」がなくなります。お気に入りなら今年も着ればいいし、「う〜ん」と悩んだら処分すればいいのです。本当に自分が着たいと思うなら、悩むことはないからです。


そうやって短時間で決めていくことによって、衣替えの時間もかなり短縮されます。それにタンスの中もすっきりするでしょう。スペースが空けば新しい洋服を入れることもできるので、洋服が無駄に増えることはありません。あとは洋服だけではなくて、家の中にある物で3秒ルールを適用すればいいのです。そうすれば必要な物が一瞬で見つかるすっきりした空間ができると思います。


<プロフィール>
川崎さちえ
2004年、夫が子育てをするという理由で、いきなり会社を辞めてくる。それからネットオークションを始め、出品数は5,000点以上。現在テレビや雑誌などで活躍中。
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