今や子育て中の主婦でも、パートをはじめ、お仕事をしている人がたくさんいる時代です。
「20~49歳の既婚・子どもあり女性の就業状況」(リクルートジョブズ)によると、育児をしながら働くお母さんの割合は4割を超えてるそうです。さらに、現在、お仕事をしていない子育て主婦の半数が、就業意欲があることからも、子育てしながら仕事をする主婦の数は、年々増加傾向にあることがわかります。子育てしながら仕事することが、当たり前な時代は、そう遠くない未来かもしれません。
仕事をしながら家事もする、これは大変なようで、実はメリットもたくさんあります。
それは仕事と家庭、世界が2つあることで、どちらかで起きたストレスをもう片方がうまく軽減してくれる効果があるからです。例えば、仕事で失敗しても、家で我が子と触れ合っていたら「明日もがんばろう!」と、自然に前向きな気持ちが湧いてきたり、逆に子育てで悩んでいるとき、お客様からの「ありがとう」の一言でパワーをもらったり、職場の仲間からの助言で、冷静になれたりすることは多々あります。
とはいえ、日々の忙しさから、余裕がなくなってしまうことは珍しくありません。また、子どもがいない友人がキレイに着飾って交流や趣味を楽しんでいる姿を目の当たりにしたり、ふと、かつて自分時間を謳歌していた頃と、今の自分を比べて落ち込んでしまった経験のある人も少なくありません。
忙しいパート主婦が賢く息抜きをするコツは、自分のために使う時間=自分時間を持つ工夫をすることです。
時間は、長い必要はありません。まとまった時間を作ろうと思うと、ハードルが高くなってしまいますが、1日、数十分の隙間時間を活用したり、週に2〜3時間くらいなら、がっちり協力体制を備えなくても、捻出することは難しくありません。
息抜きには、環境も大切です。原則、ひとりになれる環境か、家族以外の人との交流に絞るようにすると◎。1日、短時間でも、ひとりになれば、ほっと一息つくこともできますし、家族以外との交流は、刺激になり、リフレッシュすることができます。
さらに、自分時間に何をするかも重要です。自分が大切にしてきた時間や好きなこと、今、一番関心があることは何かを考え、それをすることがおすすめです。最も好きな事、関心のある事の方が、短時間で気分を上げるには効率的です。
先輩パート主婦は、どのような趣味をしているのでしょうか? ここでは、いくつか事例をご紹介します。
お酒を飲むのが好きなある主婦は、週に1〜2日程度、お迎え前に30分ほど時間を作り、雰囲気のよいカフェやバーで一杯飲む事でリフレッシュしていました。
友人とワイワイするのが好きなママは、週に1回、夜の子どもの世話を夫に任せて、夜の会食に行っていました。これは、自分自身が息抜きできる他、パパと子どもだけの時間を作ることができ、絆を深める、というおまけつきだと話していました。
さらに、自己研鑽を考えている主婦は、ランチタイムを活用していました。お弁当持参で、食事を早々に済ませ、残り時間を英語の勉強に当てたり、読書をしてエネルギーチャージをしていたそうです。
運動が好きなあるママは、早朝、ジョギングをすることで息抜きを、ネイルが好きなある人は、月に1回、ネイルサロンに通うことを自分へのご褒美にしたそうです。キレイに整えられた爪を見る度に、気分が上がっていたそうです。
これは、ほんの一例です。
自分にとって、短時間でも趣味や気分転換に効果的なことは何なのか。自分自身を振り返ってみると良いかもしれません。
このように、まとまった時間を作ることが難しいパートタイマーでも、短い時間で趣味を持つことは可能です。ただ、時間ができたら「これをやろう」と考えていると、なかなか時間が捻出できず、かえってストレスを溜めることになりかねません。「時間を捻出するために、何を省くか」を考え、いい意味で手抜きを自分に許すこともポイント。
家族円満の鍵は、ママが笑顔でいる事です。上手に趣味をもって、いつも元気な主婦を目指しましょう。
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