猫は発情期になると夜泣きをすることがありますよね。しかし発情期の鳴き方と、病気の夜泣きでは鳴き方に違いがあります。
発情期の鳴き方の場合、いかにも相手を意識したソワソワした態度を取りながら鳴き歩きますが、高齢猫の夜泣きの場合は1点を見つめながら、うなるような大きな低い声で一定のリズムで鳴き続けます。
鳴くというよりも、犬の遠吠えのような感じに近いかもしれません。
13歳前後のシニア猫が突然夜泣きを始めたら、それは病気が原因かもしれません。考えられる病気として、甲状腺機能亢進症、脳腫瘍、高血圧、そして認知症などが考えられます。
認知症などによる夜泣きの場合はとくに大きな声で鳴くため、飼い主や家族の負担の他、近所への配慮もしなければなりませんから大変です。早急に病院を受診して下さい。
猫が鳴き止まないからと怒ったり叱ったりするのは逆効果です。一番辛いのは猫自身。そしてそれを救ってあげられるのは飼い主さんにしか出来ません。
夜泣きで病院を受診する場合、どんな鳴き方で、どれ位続けて鳴くのかを飼い主が医師に説明しなくてはなりません。
あらかじめ、手帳などに鳴く回数をチェックしておいたり、猫が鳴いている様子を動画で録画して、病院で見せてみても良いでしょう。
病気の場合は治療すれば夜泣きも完治するはずですが、認知症による夜泣きの場合は完治が難しいでしょう。
その場合は、精神安定剤や睡眠薬などを処方して貰い、医師と相談しながら認知症ケアの対応を立てて、夜は眠れる様に生活習慣を整えてあげることが大切です。
いかがですか。猫の夜泣き。発情期の独特の色っぽい鳴き方ではなく、低くうなるような大声で毎晩鳴かれたら、飼い主も相当ストレスが溜まってしまうはず。
猫も飼い主もヘトヘトにならない様に、動物病院で相談してみましょう。病気の可能性もありますから、なるべく早くいくことをオススメします。
人間も猫も年をとればボケてきても仕方ありません。誰もが通る道、と冷静に受け止め、高齢の猫が最後まで快適に過ごせる様に、飼い主が対策を立ててあげることが大切です。
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