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電気料金の過度なセット割禁止!!ってどこまでOKなの??

電気料金の過度なセット割禁止!!ってどこまでOKなの??
投稿日: 2016年3月22日 更新日: 2017年3月6日
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タイナビスイッチでは、電力自由化に伴う、電気料金プランの比較サービ...
発電というとその主流は日本では水力発電・火力発電・原子力発電となり、電力会社はこれらの発電設備を使用して、家庭や企業に電気を供給しています。
しかし発電方法はその他にも、風力発電や太陽光発電などもあり、クリーンなエネルギーとして注目されています。
そのような中でクリーンエネルギーとして注目されているのがバイオマス発電です。
バイオマス発電という名前を聞いたことはあっても、その実態は一般の方にはあまり知られていません。
どのような特徴があり、どこで発電されているのか、そして2016年4月からの電力自由化とどの様な関係があるのかを詳しく解説します。

バイオマス発電とは?

バイオマス発電とは?

バイオマス発電とは、英語のbioとmassを掛け合わせたことばであり、bioが生物資源、massが量を表わします。
つまりは生物資源を燃料として発電方法であり、その燃料とは木材資源、下水汚泥、家畜糞尿、食品の残飯など化石燃料以外の有機物のことを言います。
具体的な燃料は木材を切ったときの切りカスや小枝、家畜の糞、食品加工時に出て残飯などです。
このような燃料でタービンを回して、発電機を動かすことによって発電します。

バイオマス発電の種類

バイオマス発電の種類

バイオマス発電ではタービンを回しますが、タービンを回すためのエネルギーを発生させないといけません。
その種類によってバイオマス発電の種類か以下の3つあります。

【直接燃料方式】
バイオマス燃料を直接燃やして、蒸気タービンを回す方式です。
木くずや可燃性のゴミなどを燃やして、水を加熱してタービンに送る水蒸気を発生させ、蒸気タービンを回します。

【熱分解ガス化方式】
バイオマス燃料を熱処理でガス化して、タービンを回す方式です。
木くずや可燃性ゴミなどを加熱して温めガスを発生させ、発生したガスでタービンを回します。

【生物化学的ガス化方式】
バイオマス燃料を発酵などによってガスを発生させて、そのガスでタービンを回す方式です。
家畜の糞や下水汚泥を発酵させてガスを発生させ、発生したガスでタービンを回します。

メリットとデメリット

メリットとデメリット

メリット
メリットとして一番大きいのは、資源を有効活用している点です。
使われる燃料は木くずや食品廃棄物などの捨てられる材料を使用するということです。
資源の有効活用となり、捨てられる資源を活かしているのです。
燃料としてバイオマスを使用するときは、二酸化炭素が発生しますが、排出する二酸化炭素は植物が光合成をしたときに取り込んだ分しか排出しません。
このために実質CO2排出量はゼロであり、全体の二酸化炭素の量は変わらないのです。

デメリット
発電所の建設材料や資材の運搬、送電線の開発や設置などのことを考えると、やはりそれらの場合も二酸化炭素を発生させ、トータルでは排出する量は多くなります。
バイオマス発電所の建設が多くなると、二酸化炭素量は増えていく可能性はあります。
またバイオマス発電では木くずや農作物の廃棄部分などを使用しますが、バイオマス燃料の需要が多くなると、燃料を作るために森林開発などをして環境破壊を引き起こす、農家が食品用ではなくバイオマス燃料用の作物生産に切り替えて、食品用の野菜が不足する、などの可能性があります。
もしも農家がバイオマス燃料用にばかり生産を行うと、農作物が高騰する可能性はあります。


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