2人目、3人目の入園なら慣れたものかもしれませんが、第1子である長女、長男の場合は、はじめての経験なだけに家族にとって一大イベントです。特にママは、入園準備に追われてバタバタの毎日になることも珍しくありません。
入園式が終わり、さあ一息、と思っても、すぐにゆっくりとはいかないのが、入園時。わが子が幼稚園になじめているか、お友達と仲良くやっているか……。心配はつきません。お迎えの時間には子どもだけでなく親まで涙ぐんでしまうなんて光景も。
そんな激動の生活に落ち着きが見られるようになるのは、
5月の連休が明けた頃からです。
最初の数週間は、幼稚園生活に慣らす目的もあり、お昼前に終わるのが一般的なので、送ったと思ったらすぐにお迎えとなり、家事をこなしているうちに1人時間が終わってしまうからです。
子どもも親も幼稚園に慣れ、給食やお弁当が始まり、帰宅時間が午後の2~3時頃になってくると、空いた時間を有効利用したい、と考える余裕も生まれてきます。とはいえ、フルタイムで働くのは難しいのが現実。
まずは、1日あたり3〜4時間程度の短時間で仕事を、と考えるなら、十分な時間といえるでしょう。
幼稚園の間は家にいて、子どもが小学校に上がったら働きたいと思っている主婦の方も多いようです。
それでは小学校と幼稚園の1日の生活はどう違うのでしょうか。
子どもが小学生になった途端、ママの一人時間が劇的に増えるのか、といえば、残念ながらそうはいかないのが現状のようです。
幼稚園の場合、子どもが登園している時間は、
朝の8時過ぎ〜午後2時くらいまでのおよそ6時間です。
一方、小学校低学年のケースで見ると、
朝の8時頃、登校し、午後の2〜4時頃に帰宅という感じになります。
また、幼稚園と違い、送り迎えの必要がなくなるのは、ママにとってはありがたいところです。
パッと見、幼稚園に比べ小学校の方が、
ママの1人時間に余裕ができそうに感じますが、
小学校は、時間割が4時間で終わる日から6時間目まである日もあり、
帰宅時間が曜日によってバラバラなのが難点。
さらに、始業時期や学期末などは、学校行事が入るため、
午前中で授業が終了する日が、3~4日は入ってきます。
そのため、むしろ幼稚園時代よりもイレギュラーに感じることもあります。
以上を見てみると、幼稚園も小学校も、子どもの不在時間はだいたい朝の8時頃から2時ごろが中心になると言えそうです。
小学校も高学年になり、部活動や塾が入ってくると自分で帰宅、外出ができるようになりますが、せっかく働きたいと言う気持ちのあるのなら、子どもが高学年になるまで待っているのは、もったいない話です。
そんな時は、次の2つの方法を考えてみましょう。
その1 子どもがほぼ確実に不在の時間帯のみ、短時間のパートに出る
その2 延長保育や学童を利用する
子どもの帰宅時間が固定された方がスケジュールを組みやすい、と考えるなら、おすすめは「その2」です。
延長保育や学童は他の学年との交流もできるので子どもにとっても、社交性が増し、実際にお友達も増えます。
とはいえ、小学校低学年のうちは、帰宅する子どもを迎えたい、ということであれば、短時間のパートを探してみましょう。選択肢は限られてしまいますが、カフェや飲食店などは、午前中からランチタイムだけの勤務でも歓迎してくれるところは少なくありません。
このように、子どもが幼稚園や小学校に上がると今まで主婦だったお母さんも、だんだん自由に使うことができる時間が増えていくようになります。
ただし幼稚園も小学校も、子どもの生活時間帯に大きな差はありません。
ですから空き時間にパートのお仕事をしたいと思ったら、子どもの年齢や復職の時期にこだわらず、自分のタイミングで働きに出ることをおすすめします。
行事や急な病気で休むなど、子どもに合わせなければいけないのは園ママも小学生ママも同じこと。いずれ働き始めたいと思っているのであれば、なるべくブランク期間を少なくしておくことも、子育てが一段落したらフルタイムで、と考えているママにとっては有利になることもあります。
仕事をしていると、家庭にはない刺激があります。久しぶりのヒールに緊張したり、お給料日を心待ちにしたり、独身時代と違うのは、仕事終わりに子どもに会えるのがとても嬉しいということでしょうか。
仕事と家庭、二つの居場所があると生活にメリハリも出るのでいいことがたくさんです。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます