最近人気の高い「クラフトビール」。それぞれ味に特徴があり、どんな食べ物と合わせるのがベスト?と迷いがち。そこで、ビアジャーナリスト藤原ヒロユキさんのペアリング基礎知識をベースに、簡単に3つにまとめてみました!
ビールと食べ物の発祥地、発祥国が同じならば合わせやすい! イギリス産のエールビールならフィッシュ&チップス、ドイツのピルスナーならソーセージ、というふうに連想してみて。
ビールの色は、原料の麦芽の焙煎度合いに左右されるのだそう。黄金色のビールは焙煎も浅いので飲みやすく軽い傾向があり、さらりと塩で味つけした食べ物が合わせやすい。逆に、いわゆる黒ビールなど濃い茶色ならたっぷりの焙煎香で濃厚芳醇ですから、タレのついた濃い味やあぶりものがマッチします。
普段なにげなくとり入れている味の組み合わせにも、対比の関係があります。たとえば、苦いコーヒーに甘い砂糖、甘いはちみつと酸っぱいレモンのように、お互いの味を引き立てたり、スイカと塩の原理で塩味が甘さを強調したり、梅干しの原理で塩味が酸味を緩和したり。このような対比の応用で、苦味の強い黒ビールに甘いチョコレートを合わせたり、酸味のあるビールに柑橘系のフルーツを合わせる、などの楽しみ方もあります。
ほかにもポイントはたくさんあるのですが、店頭でさっと考えるにはこの3つでもお役立ち。さっそく今日のビール選びに生かしてください!
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