ご存知の通り、睡眠の状態には2つの種類があります。すぐにパッと目が覚める短い睡眠の「レム睡眠」と、熟睡して軽く肉球を触ってもなかなか目覚めない深い眠りの「ノンレム睡眠」です。
人間も猫も毎晩夢を見ると言われていますが、夢をみるのは浅い眠りの「レム睡眠」の時。
人間の場合でいうと、約90分周期で一晩に4~5回、一定のリズムでこの2つの睡眠が繰り返されています。
人間は誰でも一晩に映画1本分くらいの夢を前編、後編とわけて見ているような感じですね。起きた時に覚えていないのが残念ですが。
ところが、猫はこの浅い眠りのレム睡眠の時間の方が極端に長いことが分っているのです。
出典:http://liginc.co.jp/life/useful-info/54631
これは野生動物の悲しい性なのかも知れません。実は猫の場合、平均14時間の睡眠中、レム睡眠(浅い眠り)が80%で、ノンレム睡眠(深い眠り)が20%だと言われています。
これは「多相性睡眠」と呼ばれる野生動物独特の睡眠。人間のような睡眠は「単相性睡眠」と呼ばれています。
そしてこの「多相性睡眠」に着目し、成功した人物があのAppleの創始者であるスティーブ・ジョブズ。
出典:http://www.mmm-ginza.org/museum/serialize/backnumber/1107/museum.html
天才芸術家であるレオナルド・ダ・ビンチは、4時間おきに15分ずつしか眠らなかったそうです。1日のトータル睡眠時間は1時間30分から2時間程度。フランスのナポレオンも睡眠時間は3時間程度だったといいます。
そしてスティーブ・ジョブズが提唱していたのもこの「分割睡眠」。例えば、8時間の睡眠をとる場合、4時間の睡眠を2回に分けてとることを推奨していました。
その目的は、「必要な睡眠の最小限の時間を24時間内に最適に配分して、パフォーマンスレベルの低下を最小限に抑える」ということ。
軍事関係者や、大西洋ヨットレースなどの過酷な状況に置かれる人は、この睡眠法で勝利を勝ち取ることが多かったとか。なるほど〜。納得ですよね。
いかがですか。猫は実は能ある鷹で爪を隠しているのかも。真夜中、アナタが寝ている間に最高のパフォーマンスで働いているのかも知れません。
猫とスティーブ・ジョブズには、意外な共通点があったようですね。
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