粉ミルク自体は海外にもありますが、1回分ずつ小分け袋に入っている粉ミルクはあまり海外では販売されていないようですし、キューブ状になっている粉ミルクは日本独自の商品です。さらに、海外製品の中には粉がお湯に溶けにくく、だまができてしまう事や、安全性の面で言っても日本製をわざわざ選ぶ方が増えているようです。
家では母乳を飲ませ、外出先ではミルクを飲ませているママも多いと思いますので、持ち運びに簡単な事は嬉しいですし、子どもが飲む物なので品質の良い物を与えたいと思うのは万国共通の事なのでしょう。また、アメリカ等では健康ブームという事もあり、もしかすると今後海外で日本のミルクが当たり前に店頭に並ぶかもしれませんね。
海外製のベビーカーはデザインが可愛く、安定している物が多いので日本でも人気が高い製品ですが、なんと言っても重量が重いのが問題です。日本でも、4〜5kg程度のA型ベビーカーと呼ばれる新生児から使える製品も数多くありますが、B型ベビーカーと呼ばれる7ヶ月頃から使える2〜3kg程度の物と併用している家庭も多いでしょう。B型ベビーカーはお値段も安い物だと6,000円程度で販売されていますので、この軽さでこのお値段の商品は日本独特の物であり、海外の方からすると衝撃的なようです。
これも日本では当たり前のように月齢に合わせた歯ブラシが売られており、ヘッドが小さい事はもちろんですが、歯の生え始めたばかりの赤ちゃんでも自分で握り、のどの奥にまで入らないように工夫されている物や、握る部分が丸くなっており、赤ちゃんでも握りやすいように工夫されている歯ブラシも当然のように販売されております。しかし、海外ではそのような工夫のされた物や、国によっては赤ちゃんサイズの歯ブラシがあまり手に入らない事もあるようなので、外国に住んでいる方への出産祝いでたくさんプレゼントしても喜ばれます。
スパウトと呼ばれるストローの練習用マグや、柔らかいシリコンのストローがついたマグは海外ではあまりないようで、売っていてもシリコンが固く、赤ちゃんにはあまり使わせたくないと思う方が多いようです。また、海外のストローマグはストローが底につかず最後まで飲み干す事ができない物も多いのでそのような細かいところまで設計されているストローマグを少し高くても使いたいと思うママも多いのでしょう。
文化の違いもあるかもしれませんが、海外では口で長い時間くわえて計ったり、お尻の穴で体温を計る事が一般的であったりする事もあるようです。赤ちゃんはお願いしてもじっとしてくれませんので、計測に時間がかかる体温計しかなければ体温を計るだけでも一苦労になってしまいますので、日本製のおでこや耳に数秒当てるだけでも計測できる製品は画期的に感じるようです。
筆者は、出産した病院で沐浴実習を行った際「綿棒は普通のサイズの物と赤ちゃん用サイズの物を用意して下さい」と言われたほど、日本ではメジャーな赤ちゃん用綿棒ですが海外ではまだまだ普及していないようです。ある程度子どもが大きくなっていれば普通サイズの綿棒で問題ないと思いますが、新生児〜3ヶ月程度の赤ちゃんはとても小さいですので、鼻の穴や耳のお手入れを安全に行う為にも手に入れたいと思う海外ママも多いはずです。
日本人からすると、海外の製品の方が色やデザインがかわいかったり物珍しかったりするのですが、海外からするとその反対に映るのでしょう。そしてさらに、近年海外では【Made in Japan】が流行しつつあるようで、特に子どもには安心、安全な物を使いたいと思う方が徐々に増えているのでしょう。いくら安い物でも海外で売っていなければとても貴重な物になりますので、もし海外に出産を控えたお友達がいるのであれば【Made in Japan】の出産祝いをプレゼントすると喜ばれるでしょう。
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