食べて4時間で中毒症状が…猫にチョコレートはとっても危険!

食べて4時間で中毒症状が…猫にチョコレートはとっても危険!
投稿日: 2016年1月28日 更新日: 2017年3月6日
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猫に関する面白い記事を更新していきます♪思わず誰かに教えたくなる情報...
お笑いコンビのチュートリアル徳井さんが、自分の飼い猫に対し、『アメトーーク!』という番組で「チョコとかを食べていると、口の周りや口の中を舐めてくる」というエピソードを紹介してネット上で炎上しました。
そりゃそうだろ!と思うあなたは半分正解。確かに猫にチョコレートはとても危険な食べ物。 アメリカの米国動物虐待防止協会 中毒事故管理センターが公開している、「ペットにあげると危険な食べ物」の中でもチョコレートはネギ同様最高ランクに挙げられている食べ物です。
しかしチュートリアル徳井さんが語った「口の周りをペロペロ」程度ならそんなに心配することはありません。今回は、猫とチョコレートの関係について、正しい知識をご紹介します。

猫に危険なチョコレートの種類

猫にチョコレートは確かに危険な食べ物ですが、チョコレートの種類によって、その危険度には大きな差があります。

チョコレートが危険なのは、チョコレートのカカオの成分であるデオブロミン。この成分が犬や猫の中枢神経を刺激する毒素となり、不整脈、心拍の増加、口の渇き、過剰な活動、痙攣、発作、嘔吐といった症状を起こします。

食べる量によりますが、大体食べてから4時間以内にこれらの症状が起こるので、早急に吐き出させるか、病院を受診して下さい。 このデオブロミンは、カカオ含有量の高いビターチョコほど犬や猫には危険。しかしミルクチョコレートなどはカカオ含有量が低いため、そんなに危険な症状は出にくいと言われています。
おそらく猫や犬が好むとしたらミルクが多く配合されたミルクチョコレートの可能性が高いはず。ペロペロした程度なら、死に至るような症状は出ないので、チュートリアル徳井さんも軽く考えてしまったのかも知れません。

どれ位食べたら危険なの?

たとえ少量だとしても、猫にチョコレートはとても危険な食べ物ですが、正確に言うと、どれ位食べてしまったら危険なのでしょうか。

成猫の体重は平均で4~4,5キロ程度。その場合、ビターチョコや調理用のカカオ率の高いチョコレートなら約60グラム、ミルクチョコレートなら約560グラム食べるとかなり重篤な症状が出るでしょう。
それぐらいの分量のチョコレートを食べた場合、最悪死んでしまう可能性もあります。
大体ですが、小さめの板チョコ約1枚分が60〜80グラムです。成猫や小型犬の場合、ビターの板チョコ1枚分が致死量だと覚えておくと良いでしょう。

いかがですか。猫にチョコレートは絶対駄目な食べ物です。ココアやお菓子に含まれるカカオ成分も厳禁。冷静に判断するなら、口の周りをペロペロ程度なら、むりやり猫の口に棒を入れて吐き出させなくても大丈夫ですが、万が一の事を考えておやつのチョコレート菓子を食べるときは十分に注意しましょう!


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