チーズに含まれる栄養素は、主に、ビタミン、ミネラル、カルシウム、脂質、たんぱく質です。 特に特筆すべきなのは、チーズのたんぱく質は、熟成とともにアミノ酸に分解されるので、食べても効率良く消化吸収されること、そしてチーズの脂肪は体内で速やかに吸収されるため太らないことでしょう。
チーズに唯一不足している栄養素は炭水化物やビタミンC、食物繊維。猫は完全肉食動物なので、良質なタンパク質であるチーズは、とっても体に良さそうですよね。
タンパク質は猫にとって必須な栄養素。それならチーズはあげてもいいのでは?と思いますが、答えはどうやらNGのようです。
その理由は、人間用に加工されたチーズには塩分が含まれているから。水分をあまり飲みたがらない猫にとって、過剰な塩分の摂取は危険です。
猫がよくなりやすい腎臓系、猫下部尿路疾患の病気になる可能性があります。猫にチーズを食べさせるなら、猫用に加工されたチーズをあげる方が良いでしょう。
そうはいっても猫はチーズが大好き。特に純血腫の猫の1番の大好物は魚よりもチーズだ、という報告もあります。適量をあげるなら問題はないかも知れませんが、万が一の猫の健康を考えて塩分の少ない、添加物の少ないチーズをあげましょう。
塩分の少ないチーズのランキングを調べてみました。チーズの100gあたりのナトリウムのおおよその数値を示しています。
①カッテージ400mg
②エメンタール500mg
③エダム780mg
④カマンベール800mg
⑤ゴーダ800mg
⑥チェダー800mg
⑦プロセスチーズ1100mg
⑧ブルー1500mg
⑨パルミジャーノ1500mg
いかがですか。猫にあげるなら、カッテージチーズが一番良いかも。勿論塩分が少なくても乳製品を大量に与えてはいけません。おやつのカリカリにほんの少しのせてあげる程度が安心です。
しかし猫と人間は、体の臓器の働きが違います。万が一のことを考えたら、人間の食べ物は猫には与えない方が安心かもしれません。
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