猫は基本的に人間の音楽には興味がないようです。バッハもテイラースイフトの曲も全く無関心。
以前ピアノを弾く猫が話題になりましたが、まあ、聞いていて素晴らしい!という才能は感じられませんでした。猫にとって音楽は、たまたま遊んでいたら音が鳴った、という程度なのかもしれません。
しかしアメリカの心理学者のチャールズ・スノードンと、作曲家のデイヴィッド・タイエ、博士号をもつ学生のメーガン・サヴェッジが、猫同士がコミュニケートするときに使うのに近い周波数とテンポで音楽を作って聞かせた所、他の音楽には無関心だった猫達が、スピーカーのそばにすり寄ってスリスリしたそうです。
特に仔猫と老猫に反応が顕著に現れたとか。猫は「マイ音楽」にしか興味がないといえそうです。
2012年にコロラド州立大学の研究者たちが、117匹の犬に、クラシック、ヘビメタなど、さまざまな種類の音楽を聴かせました。
すると犬達はクラシック音楽を聴かせるとよく眠り、リラックスすることがわかったそうです。ヘビメタの場合は、逆に不安そうに神経質になったそうですから、犬は人間の音楽を人間と同じ感覚で聞き分けているようです。
2013年、慶応大学の研究者が、イーゴリ・ストラヴィンスキーとヨハン・セバスティアン・バッハの音楽を使って、その作曲家の曲がかかっているときに、金魚がエサを食べられるようにする実験を行いました。
金魚はエサと音楽の因果関係を一度覚えると、違う作曲家の曲がかかっているときはエサを食べなくなったそうです。このことから金魚は曲の音の高低や音質がわかることが判明したそうです。
いかがですか。もしかして猫は音楽の才能はないのかも…。なんだか金魚よりも音楽レベルは低いのかしら?
動物の中では、象や猿、そして鳥などが音楽に関心を持っていることが判っています。お猫様の関心は音楽よりも昼寝にあるのかも知れませんね。
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