出典:http://fooz.co.jp/yariika/
実はイカには猫に必要な栄養素がたくさん含まれています。タンパク質は勿論、カルシウムやミネラル類も豊富、そしてなんといってもイカの肉にはタウリンがたっぷり含まれています。
目や心臓と言った大切な器官を健康に維持するタウリンですが、猫はこのタウリンを体内で合成することが出来ません。そのため本能的にイカを食べようとするのではないでしょうか。やはり猫にとってイカは大切な栄養素といえそうです。
イカは猫に与えても大丈夫な食べ物です。それなのになぜイカは良くないと言われているのでしょうか。
正解は、生のイカに含まれるチアミナーゼという成分。これはチアミンを分解する働きがあるのです。このチアミンを破壊されると、猫は糖と酸素からエネルギーを作り出す代謝がうまく機能しなくなって、目が回ったようにフラフラな状態になるのです。
これは典型的なビタミンB1欠乏症の症状ですから、早急にチアミンを投与する必要があります。
しかしこのチアミナーゼは、イカよりも生のマグロ、カツオ、蛤のほうが大量に含まれていますから、イカよりも危険度は高いのです。これは是非覚えておいて下さいね。
出典:http://www.gurum.biz/articles/14159.html
猫に危険なチアミナーゼは加熱することで効果が減少します。猫にイカを与える場合はよ〜く焼いてからあげてください。
しかし猫が喜んでくれるからとあげ過ぎには注意して下さいね。イカは消化が悪いので、食べ過ぎるとお腹を壊す恐れがあります。
大切なのは、猫は魚が好きだからといって生の魚をあげないこと。ハモ、ブリ、ヒラメ、太刀魚などは比較チアミナーゼが少ない魚ですが、万が一の場合を考えると生であげるのは止めた方が良いでしょう。
また取れ立てのイカにはチアミナーゼが少ないといいますが、猫の体調が悪い場合は中毒を起こす危険があります。やはり充分加熱してから与えた方が安心です。
いかがですか。「猫にイカをあげると腰を抜かす」という言い伝えは、「猫に生のイカをあげると腰を抜かす」が正解です。そしてイカよりも生のマグロ、カツオ、蛤のほうが危険性は大。これは飼い主はよく覚えておいて下さいね。
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