このことを発見したのは、株式会社LIONで、ペットのトイレタリー製品の開発に関わっている獣医師の中村恒彰先生。なんと0歳から17歳までの健康な猫100匹の尿の匂いを実際に嗅いで検証したとか…。凄い!あの悪臭、ツンと来る匂いを100匹分なんて、信じられません〜!
匂いって機械とかで分析できるのでは?と思ってしまいますが、さすがに洗剤を製造する会社です。こちらには「匂いのプロ」スタッフがいて、確かに機械でも匂いは分析できますが、動物の匂いの分析などはやはり人間の鼻の方がきめ細かく判別できるのだとか。ご苦労様です。
その結果、7歳以上のシニア猫のオシッコには臭い成分である“フェノール系物質”が増えていることがわかりました。
この研究の結果、次のことが判明しました。
・0歳の猫のオシッコの匂い=湿った茶殻のような青臭い匂い
・1~6歳の猫のオシッコの匂い=硫黄系の匂い
・7歳以上の猫のオシッコの匂い=汚れた公衆トイレのような匂い(加齢臭)
いかがですか。かなりショックなのではないでしょうか。我が家のカイトは今年4歳。現在はアンモニア臭がキツいオシッコの匂いも去勢とフードのおかげでかなり軽減されていますが、3年後は公衆トイレの匂いとは…。
中村先生いわく、猫の加齢臭の原因は、体が老化すると腎臓の濾過機能が衰えてくるため、成猫期にはなかった匂い物質が老廃物として排出されるせいではないかと言います。
猫も人間も年を取りますから、仕方ありません。しかし人間は年を取ると顔もシワシワで見た目も老化しますが、猫は人間程見た目は老化しませんからわかりにくいかも。
最近オシッコの匂いが臭くなった!と思ったら、それは猫が老化したサイン。フードや猫砂を代えてみるなど、飼い主は配慮してあげる必要があるかも知れませんよ。
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