住宅ローンは、公的住宅ローンと民間住宅ローンの2つに大別されます。
<公的住宅ローン>
住宅金融支援機構などの公的機関が提供している住宅ローンです。
金利面などはかなり有利になっていますが、審査が通りにくいというデメリットもあります。
また借入上限額にも制限があるため、高額融資には向かない商品です。
<民間住宅ローン>
銀行などの金融機関やローン専用会社、JAなどが提供している住宅ローンです。
よく耳にする「フラット35」という商品も、民間住宅ローンに当てはまります。
公的住宅ローンと比較をすれば、審査条件がゆるやかで高額融資も可能になります。
実際に利用の多い主要な住宅ローンについて簡単にご説明します。
<金融機関による住宅ローン>
銀行などの金融機関が提供している商品です。
融資申し込み時に、口座開設をしていなくても、審査に通るかは別ですが、申し込みをすることは可能です。
<インターネットバンクによる住宅ローン>
各金融機関などは、管轄エリア内に住居がある場合などにしか利用できませんでしたが、これらのネット銀行などは、全国で利用できます。
金利や費用面でのメリットが多いものの、審査に時間を要してしまうというデメリットもあります。
<フラット35>
住宅金融支援機構が民間金融機関と提供している住宅ローンです。
住宅の利用条件は、民間ローンよりも審査が厳しくなっています。
しかし前年における収入から判断されるため、融資が極端に難しいとも言い切れません。
住宅ローンと聞くと、「物件価格を丸々融資してくれるのでは」と勘違いしてしまう方もいるかもしれません。
しかし、物件は経年劣化により価値が下がっていきますから、全額を融資すると、銀行は万が一の際、物件を売却しても回収しきれない大きなリスクを背負ってしまいます。
そのため、融資額は、物件価格の8割程度を上限に設定しているところが多いのです。
住宅ローンをリサーチする前に、自己資金や家族構成、年収など、今の家計状況を整理してみましょう。
その上で自分に合わせた無理のない住宅ローンを選択することが大切です。
現在と将来の資金力を冷静に判断した上で、住宅ローンを選ぶことがリスク回避にも繋がっていくでしょう。
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