明日は楽しいクリスマス。「わるい子にはサンタさんこないのかしら?」心配で眠れない”ぼく”のところに遊びに来た友達の”よるくま”。ぼくにはサンタさんこないのかもしれないね、だってぼく悪い子だから。きょうママにいっぱいしかられたから」という”ぼく”をそっと抱きしめてくれる優しい”よるくま”。そこから、クリスマスイブの夜の街を空から眺める冒険が始まります。その時”よるくま”が見つけたものは?”ぼく”にはサンタさんが来たのでしょうか?何回読んでも、”ぼく”の気持ちにドキドキしながらページをめくり、最後はお母さんのぬくもりにホッとさせられるあたたかいおはなしです。
12月24日の朝、南の島で気持ちよくお昼寝をしている夢を見ているサンタさんが目覚まし時計で目を覚ますところから、子ども達にプレゼントを配り終え、夜の眠りにつくまでの長い長い1日を描いたおはなし。「やれやれまたクリスマスかっ!」というサンタさんのため息で始まる朝、ごはんを食べ、お弁当をつめ、トナカイに餌をやり、サンタさんの赤いユニフォームに着替え、倉庫からプレゼントを運んでそりにのせ…。と細部にまでこだわった描写がとても楽しい絵本です。特にプレゼントを配り終えて家に帰り、ベットに入るまでのサンタさんの様子が最高。大仕事を終えてお酒をのんでテレビをみながらウトウトしている姿なんて、本当にキュート。サンタさんも普通のおじいさん?と嬉しくなっちゃいます。サンタさんの一日は確かにこんなに大変なんだろうな…。サンタさん、今年もプレゼントありがとう!とお礼を言いたくなる1冊です。
(すがはらひろくに 訳)
サンタクロースって・・・どうして子どもがほしいものを知っているの?どうしてみんながいい子かどうかわかるの?どうやってあんなにたくさんのプレゼントを作ったり配ったりできるの?だいたいどこに住んでるの?などなど、まったく不思議なことだらけ!という疑問に丁寧にこたえてくれるサンタクロース百科事典のような1冊です。これを読めば、サンタクロースって本当にいるの?と言い始めた子どもも反省するはず。サンタクロースの仕事場やおもちゃ工場の秘密、プレゼント配送センターでの様子や配り方の手順など、サンタクロースの仕事って実は≪大事業≫。サンタクロースの家の中やおもちゃ工場など、細かい描写に思わず大人も夢中になってしまう絵本です。
(三辺律子 訳)
「ママ、クリスマスって何の日?」と聞かれた時に読んであげたい1冊。かみさまの子といわれているイエス・キリストがうまれた時の様子が描かれた読み物絵本です。真っ暗だった夜の空があかるくなったと思うと、天使が現れ「ベツレヘムのちいさなうまごやであかんぼうが生まれました。」と教えくれます。それを聞いたひつじかいたちが星の輝きに導かれてベツレヘムへ向かうと、小さなうまごやの中に、ヨセフとマリアに見守られている赤ちゃんが。光る星に導かれる様子など、幻想的なお話にディック=ブルーナのシンプルな絵が想像力をかりたてます。クリスマスって、サンタさんがプレゼントをくれる日でしょ?という子どもだけでなく、大人も改めて読みたいお話です。
(ふなざきやすこ 訳)
近くの図書館などでもクリスマス絵本の展示や読み聞かせ会などがあるかもしれないですね。親子でお気に入り絵本を探してみませんか?1年に1度のクリスマスを楽しみましょう!
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