この猫神社、かつての薩摩藩主島津氏の別邸跡、今では仙巌園と呼ばれる観光名所の広大な敷地の奥まった一角にあります。
ここは日本で唯一猫を神様として祀るという『猫神神社』です。 豊臣秀吉の文禄・慶長の役(1592~1598年)の際、第17代島津義弘公は、朝鮮に7匹の猫を連れていき、猫の目の瞳孔の開き具合で時刻を推測したそうです。この神社には、その時に活躍して生還した2匹の猫の霊が祀られています。
毎年6月10日の時の記念日には、時計業者の人々がここに参集して例祭が執り行われ、また愛猫家のために猫長寿祈願と供養祭が行なわれるとか。他にも広い園内は見所が沢山あります。
小さな神社以外にも、猫人形などの猫グッズを売っている『猫屋』というオシャレなお店もあります。
奉納する猫絵馬の他、守護御札や猫のお守り、猫のお札、そして創作作家さんのオリジナルの猫人形が数種類販売されています。とっても可愛い♡
鹿児島に唯一あるという猫神社、これは愛猫家なら絶対行きたいスポットです。今なら東京から9800円ですよ〜♪
ちなみに猫の目の瞳孔の開き具合で時刻を推測したそうですが、こんな記録が残されています。『六つ丸く五七卵に四つ八つは柿の核なり九つは針』という日本の古歌があるのですが、
猫の瞳孔の形は、
・六つ(午前六時頃)は、丸く
・五(午前八時頃)と・七(午後四時頃)は、卵形
・四つ(午前十時頃)と・八つ(午後二時頃)は、柿の種
・九つ(正午頃)は針のように細い
となるようです。なるほど〜。現在午前11時30分、我が家のカイトの瞳も柿の種になっています!昔の人って凄いですね。この時間の測り方は忍者も利用したそうですよ。
いかがですか。鹿児島の猫神社。ちょっと興味がありますよね。この島津義弘公が「ヤス」と名付けて溺愛し、朝鮮で活躍した7匹の猫は、黄色と白の毛色の猫だったそうです。ですから鹿児島ではこの毛色の猫を「ヤス」と呼ぶそうです。
自宅で「ヤス」猫を飼っている皆さん、ぜひこの猫神社で愛猫の健康祈願をしてみてはいかがでしょうか?
*場所:仙巌園 附 花倉御仮屋庭園 〒892-0871 鹿児島市吉野町9700-1(鹿児島中央駅より車で20分)
(記事bzp00343)
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