「塩パン」とは、塩、バター、小麦粉が主役のシンプルなパンのことです。元々はオーストリア発祥で、塩(ザルツ)がまぶさった棒状(シュタンゲン)のパンということから、「ザルツシュタンゲン」という名前で売られていたようです。この名前の通り、全体の形が細長く、棒状である&表面に塩をまぶしてあるのがこのパンの特徴です。
この「塩パン」のブームの火付け役は、愛媛県にあるとあるパン屋さんからだとか。2013年頃から発売され、その美味しさからジワジワと人気が広がってTVや雑誌などで取り上げられ、この流行を受けて、ついにはコンビニなどでも販売されるようになりました。
そんな「塩パン」は家庭でも簡単に作れるようなので、早速挑戦してみることに!何も特別な材料は使いませんが、決め手は“岩塩”です!今回は、よりお手軽なホームベーカリーを使って作ってみました。
<材料>(8個分)
強力粉・・・200g
塩・・・2g
牛乳・・・50g
水・・・80g
バター・・・20g
ドライイースト・・・2g
オリーブ油・・・適量
岩塩・・・適量
1.オリーブ油、岩塩以外の材料をホームベーカリーにセットし、パン生地コースでスタート。(ドライイーストは、専用の投入場所があればそこから入れます)
2.1の生地を8分割し、固く絞った布巾をかけて、ベンチタイムとして15分ほどおきます。
8分割だと少し小ぶりな大きさになるので、大きめの塩パンを作りたい場合は、4分割や6分割でも良さそうです。
3.2の生地を1つ1つ三角形に伸ばして、広い方からクルクルと巻き込んでいきます。
生地がちぎれないようにしっかり引っ張りながら三角形にします。
4.巻き上がった3を、クッキングシートを敷いた天板にのせ、40度のオーブンに30分ほど入れて二次発酵させます。
5.取り出した4の生地に、ハケでオリーブ油を塗り、その上から岩塩をパラパラとふったら、230度に予熱しておいたオーブンで15分ほど焼けば完成です!
まず見た目がコロンとして可愛らしいですね。今回はクロワッサン風に成形してみました。
食べてみると、外側は見た目以上にカリカリなんですが、内側はモッチモチで、この2つの食感がとっても楽しい♪味は、ベースのパンのほんのりした甘さがありつつ、上にかけた岩塩のパンチが効いていて、全体の味を引き締める良いアクセントになっていました。
とってもシンプルなパンなんですが、これがまたヤミツキになります!
「塩パン」って見た目も素朴ですが、名前もストレートで、なんだか親しみが持てるパンじゃありませんか?実際作って食べてみると、味自身もどこか懐かしい感じで、子供から年配の方まで楽しめるパンだと思いました。
他の食材の味を全く邪魔しないので、ぜひいろいろな物と合わせて、朝食などで「塩パン」を味わってみて下さい!
今回はオーソドックスなものを作りましたが、成形する際にバターを巻き込んで焼くと、中のバターが溶けて、かなりリッチな味わいの塩パンになりますよ。
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