出典:http://www.cinra.net/news/gallery/46443/9
ピエール=オーギュスト・ルノワールが1887年に描いたジュリー・マネの肖像画です。フランス・パリのオルセー美術館でみることができます。このころのルノワールは古典主義に傾倒していたと言われています。そうしてみるとタッチに少し硬さというか正確さが見られますね。
この少女の優しげな表情と、猫ちゃんの安心しきって目を閉じている表情がなんとも魅力的。雑種の猫ちゃんなのでしょうか?今にもそこらへんからヒョイと顔を出してもおかしくない、親近感の沸く猫ちゃんです。
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/abc41262001/29949911.html
ミシェル=アンリ・コゼットの工房で作られたタペストリーです。そう、なんと室内装飾用の織物なのです。実物はルーヴル美術館でみることができます。
また、これには原画があるのです。なんと、18世紀のベルサイユ宮殿の宮中肖像画家で、アカデミー最高の地位にも就いたフランソワ=ユベール・ドルーエが作成しています。マリー・アントワネットやポンパドゥール夫人などの肖像画も描いていた人物ですから、きっとこの「若い女」も良家の子女なのでしょう。原画のほうも見てみたいものですね。
いかがでしたか?悠久の時を感じる絵画は、その表面上の絵だけでなく歴史を知ることでまた見え方が変わってくるという側面があります。私も見たい絵を見つけたら、まずはその絵画の背景を勉強してから見てみたいなと思います。
(記事 HALMODE)
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