子供は1歳を過ぎたころから、徐々に意味のある言葉を発するようになります。「ママ」「うんま」「抱っこ」、そして「やっ」。言葉を話しているんだからこっちのいうこともわかっているんだろうと思いきや、こっちのいうことは何となくしかわかっていません。
パパが抱っこしようとすると、「やっ!」。お風呂もねんねもパパと一緒は「やっ!」。実はこのケースの多くは、パパが嫌いというよりも「ママが好き」という感情の表れです。自分を守ってくれるママに対する愛着から、それ以外の人を嫌がるような態度になるわけです。これは発達が正常に進行している証でもあります。
たとえ子供に「パパ嫌い!」といわれて傷ついたとしても、パパは諦めずに「それでもパパは○○ちゃんが好きだよ」と愛情を示し続けることが大切です。ママも好かれているからといって得意になるのではなく、「パパは○○ちゃんが大好きなんだよ」と教えてあげてください。そうすることで徐々にパパとママの差が埋まり、子供に「自分は両親から愛されている」という自信が生まれます。
深刻な「パパ嫌い!」を防ぐには、子供に嫌いを言われてもむきになって「パパだって嫌いだ!」などといわないこと。そして、ママをいたわることが大切です。
先日筆者が訪れた美容院の美容師さんは、いつもお仕事で帰りが遅いそうです。そのため、彼は家事をしないようですが、乳児の育児中で家事が十分にできない妻に対する不満がたまっているようでした。しかも赤ちゃんから嫌われるようになったそうで、完全に拗ねていました。
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