●まずは、一時ブームにもなった「50度洗い」。50度のお湯をボールに用意し、ほうれん草を“しゃぶしゃぶ”するようなイメージでお湯にくぐらせます。
★評価
<見た目・感触>
くるくる丸まっていた葉が開き、全体的に軸が通ったようにしっかりとした感触に。
<作業した感想>
実は最初に、「これで50度くらいだろう」と適当に作ったお湯にほうれん草をつけたら、温度が高かったようで、「単にほうれん草を茹でただけ」というしなしな状態になってしまったんです…。そこで、きちんと温度を計り50度のお湯で再度試したところ、噂に違わずシャキッと復活!このことからも、効果を出すには「お湯の温度」が全てのようです。
●続いては、じゃがいもをアク抜きしたことでうっすら白く濁った水に、ほうれん草を5分間浸すという方法を試してみます。
★評価
<見た目・感触>
意外や意外、全体的に復活した印象!“ふっくら”とボリュームがアップした感じです。
<作業した感想>
こういうことを“ダークホース”って言うんですね。白濁した水につけたくらいじゃねぇ~と思っていたものの、水から引き上げたときに、グッとたくましい姿に変化していたほうれん草にはビックリしました。ただ、この技は、じゃがいもをアク抜きしたときにしかできない、というそもそも論的な問題が…。
●次は、酢と砂糖をそれぞれ大さじ1ずつ、1.5Lの水に入れて溶かし、その中に3分間ほうれん草を浸してみます。
★評価
<見た目・感触>
葉の部分はいまいち変化はないが、茎はシャキッとした気が…。けど、全体的にはいまいちかも。
<作業した感想>
「酢」や「砂糖」など食品を使っているので、4つの中でも一番料理っぽくて効果がありそうだなと思っていたものの、かなり期待はずれ感が…。けれど、葉は変化なしだったものの、茎がシャキッとしたということは、もう少しつけていたら、葉も変化があったのか?
●そして最後は、ボールに水と氷を入れてキンキンに冷えた氷水を作ったら、その中にほうれん草を5分間入れるだけ、という一番お手軽な方法にチャレンジ!
★評価
<見た目・感触>
全体的にシャキッとなった印象だが、葉の先端は微妙かも。茎は驚くほどシャキッとした。
<作業した感想>
氷水に入れたら、5分もたたずに効果が出てきたところを見ると、この方法は即効性があるよう。素麺などを氷水でしめるときと同じで、全体的に葉も茎も固くなったような感触が。けれどこの方法、しなしなになりすぎたものは、ほとんど効果がありません。
今回試した4つの方法の結果を見ると、失敗せず簡単にできるのは「氷水に5分間浸ける」という方法、しなび具合が少し進んでいても復活力が期待できるのは「50度洗い」という印象でした。
ただ、どの方法も“半分以下ほどの大きさにまでしなびて萎んだ”ものだと、ほとんど効果は得られないよう。こんな実験をしておいてなんですが、葉もの野菜は「買ってきたらすぐ食べる!」というのがベストなんですね(笑)。
とはいえ、せっかく買った野菜を、しなびたからと捨ててしまうのはもったいないので、そういうときこそ、これらの方法を試してみてくださいね。
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